脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

50回忌

2022-08-15 17:23:00 | 日記 2
昨日は義父の50回忌を営んだ。
夫の父。
夫が19歳の時他界された。
それ以来、夫は母と祖母の面倒をみてきた。

義弟はまだ17歳、学生だった。
義弟が当時通っていた専門学校を退学したいと言ったとき
夫は仕事を休んで
当時の先生たちに会いに行き
義弟が学校を続けるよう説得した。
義弟はそのとき身に着けた技術を
退職まで活かすことができた。

夫の闘病中
誰よりも夫を支えてくれたのはその義弟だった。
今も、男手が必要な田舎の暮しを支えていくれているのは
その義弟だ、

昨日は
隣県へ嫁いでいる義姉も3年ぶりに帰郷し
姉弟そろって50回忌のお参りをすることができた。
夫が若かったころのような「家と家のつきあい」は減り
コロナ禍もあいまって
親族が集まる機会は激減した。
それでも、
姉弟だけでもいっしょに
お参りができたことを本当に良かったと思う。

夫がなによりも大切にしていた
「人と人が集う家」という思いを
こうして引き継いでいけることに感謝。

午後は「お花束配り」をした。
夫が大切にしていた人たちに会い
今の私の生活を気遣っていただいた。
これからも
夫が繋いでくれたこのご縁を大切にしていきたいと思った。

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