ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

神とAI

2017-10-02 21:37:28 | 読書
「神狩り」 山田正紀 1976.1 
「ここから先は何もない」 山田正紀 2017.6

新聞書評で知った山田正樹の最新SF「ここから先は何もない」、初期の「神狩り」とともに読む。3億キロ彼方の小惑星で発見された化石人骨"エルヴィス"を通して、生命の起源などを追及するミステリーSF小説。伏線のエンタメにO.ヘンリーにガストン・ルルー、ボブ・ディランに中島みゆきを取り入れてサービス精神旺盛なれど、根底には深淵なるテーマ、ホモサピエンスとAIと神の系図あり。
我々と同世代の作者が探求するものがおそろしく若々しく斬新なれど、脈々と流れるテーゼは20代と60代において変わらぬ点に驚かされる。一気読みした力作なり。




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