ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

「寄り添う」こと「向き合う」こと

2014-02-03 22:03:31 | 災害大国
昨日、某る牧師さんから東北支援の話を聞いた。

あの時、涙をこらえて坊主はお経を唱え、牧師は讃美歌を詠いつつ被災地を廻った。
そういった「儀式」が、被災者側に立つ宗教家の責務だったという。
宗教家にできること、それは「寄り添う」ことだと。

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そして今、現地では肥満児が増加し、3割以上の児童が内的外的に心の問題を抱えている。さらに福島では、23万人への甲状腺検査の結果、事故後2年で59人にガンが発見され(通常の15倍)、おそらく5年後にはさらに広範囲に拡大して異常が見つかりだすのではないかという。

おかみは、フクシマの除染費用は10兆円くらい掛かるという。国の税収入が50兆円という時代にだ。10兆円もあれば、太陽光や風力などの再生エネルギーの効率をケタ違いに高める技術開発が可能だし、さらに近海の地中エネルギーの発掘も十分に行える。なんというムダを強いられるのだろう。
原発事故でフクシマという国土を失い、17万人が故郷をあとにしている。されど今、平然と原発再開の動きが出てきている。彼は言う。フクシマには逃げずに、ちゃんと向き合い、Noを言うことも宗教家として必要なのではないかと。

福島には寄り添い、フクシマには向きあわなければ、と。

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