ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

ザイトウムシュルンゲン(3)

2014-12-08 10:24:42 | 10000人の第9
32年前、大阪城ホールのこけら落としで始まった「1万人の第九」。
今回で、山本直純氏の16回記録に、マエストロ佐渡裕氏が並んだ。
今年は東京方面から1500名も参加しており、間違いなく年末恒例行事になってきた。

第一部オープニングは、羽鳥慎一の司会でMayJの独唱歌から。
さらに「Believe」と「アナ雪」は1万人の合唱付き。
2回のリハーサルの時よりも、本番は、はるかに良かった。
カラオケ100点満点の唄はつまらない、
本番ではそのスタイルを、見事に打ち破った。背中が凍った。

第二部、井川遥の「第九」訳詩朗読に続いて、佐渡さん登場。
コントラバスの重厚な響きから始まる。演奏はケルン放送交響楽団。
第2楽章が終わり、4名のソリストが着席。
佐渡さんの指揮は、時に踊り、時にうなだれ、時に生きる喜びを大きく現した。
第3楽章のやさしい音色に続いて、突然のティンパニーの怒り。
そしてピッコロから歓喜のメロディが流れ出す・・・

1万人の「フロイデ!」から、怒涛の15分が始まる・・・
「♪フローイデ シェーネル ゲーテルフンケン!」
ブラボーの声とともに、嵐のような拍手。
残響時間1.45秒の大阪城ホールが、大きく震えた。

   ***

夜更けの心斎橋、美酒を片手にフロイデな気分を反芻したのは言うまでもない。
(TV放送はTBS、MBS系で12月23日13;55~14;52)


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