上条恒彦は「徹子の部屋」でこんなことを言っていた。「ボクは70才にして一切酒をやめましたね。あんなにバカバカシイものはない。朝は起きられないし、頭痛がするし、体はだるく、胃も重い。挙句に財布はカラッポになっている。70を迎えてきれいさっぱり卒業しましたね。古稀の功ですかねぇ」。
また今年73才になる実の兄貴は、「最近ほとんど呑まなくなった。この間、久しぶりに3日連続で飲んだら、一升瓶が半分になっていた、飲みすぎた」 だって。学生時代ブラックニッカを枕に一升瓶を抱いて寝ていたあの男が。
残念ながら、今年古稀を迎えた吾輩は、半分自省の気分を持ちながらも「晩酌3合寝酒2合」を上限にするよう、なんとか日々をやり過ごしている。けどたまに吾輩のグチを聞いてくれる相手がいたなら、一升瓶は間違いなくカラになっている、焼酎ロック3杯のおまけをつけて。
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「2030年、どんなあなたでいたいですか?」というCMが流れている。すぐに浮かんだ言葉は、ただ一言、「生きていたいね」という素直な気持ち。2030年、あと9年、ボクはほぼ日本人男性の平均寿命に到達するころ。「ただ生きていたい」そんな感情を覚えるのはボクだけではなかろう。ヒマで日常を持て余している年寄の多くがそう思うのではないか。特に団塊の世代。夢も生産力もなく、ただただヒマで日常を持て余しているが故に、そんな自己中心主義的な感想を抱くんだろうけど。
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満月の夜、「自民の茶番劇」のウラでほくそ笑む「モリカケ軍団」の存在にうんざりし、「月と太陽のカップル」騒動を「オヤガチャ」問題と並んで報道する下世話感覚にもチャンネルを変えてしまう。
ところがNHKの労作「映像の世紀」を肴にのむ酒は、我が身のあちこちに生じはじめたガタ・痛みのたぐいの種々の不調をすら抱擁する大きさを感じてしまう。それなりにいい番組です。
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このブログは、たとえば昼酒をして気分がのってる日の夕方、赴くままに文字を並べているだけだから、何か月も空白が続いたり、また読み返すこともないので文字の誤字・脱字・誤解・錯覚・曲解の類、ほとんど訂正していない。
つまりは素面で読みなおすのが恥ずかしいのだ。
さてさて我が身に迫る今日の事態の深刻さを直視するのが怖く、また面倒くさいため、今日も「晩酌3合寝酒2合」でごまかす生活が続く。さてそんな生活があと何か月いや何日続けられることやら。
少なくとも、当分、上条恒彦状態にはなりそうもない。