女性蔑視の発言でやり玉に挙げられた元総理や、それを鼻だしマスク姿で援護する幹事長たちの、老醜とでもいうべきジジイ群がメディアを賑わしている。擁護する気は全くないけど、戦前生まれのこの世代にはどうしようもなく染みついた日本古来の俗習観念があるのだ。しきたりともいえる観念なんだけど、その存在は、相当に面倒くさい裸の王様状態を作っている。彼らがまき散らしてきた道徳性は、あまりに不条理で現代に合わないのだ。かすかな弁明は、スマホとネットを持って生まれてきた現代人には通じない。哀しいことだけど、自己の存在を老害と認めて幕引きを考える以外に方策はない。