10日ほど前、母が38度台の発熱という連絡が入居施設からあり、行きつけのクリニックに救急搬送。PCR検査で陰性確認を経て、翌日そのクリニックに入院。膀胱炎から腎盂腎炎になりかけだったとのこと。点滴で熱は下がったが9月の脳梗塞の後遺症で口からの食事が徐々にできなくなってきた状況に、医師は鼻チューブによる栄養摂取(経鼻経管栄養)を提案、家族の同意後処置される。今現在、おかげさまで小康状態が続いている。
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人工呼吸器の取り外しが殺人行為とみなされる社会においては、胃ろうを含めた人工的な栄養補給は簡単には取り外されない、と聞く。また高齢者へのいたずらな延命行為は、社会的財産の浪費だという考えもある。けれど本人に清明な意志がある限り、ボクは当然の医療行為だと肯定する。たとえ、旅立ちへの準備期間が長引くだけの措置だとしても。
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11月に入って、クリニックでの面会禁止制限が、「原則」から「一切」に変わった。これまで1日1回5分程度までは見逃してくれていたが、これが一切禁止になった。日々の様子変化を見ることができなくなった。洗濯物を取りに受付まで行くだけの生活に変わった。ちょっとつらいが、院長はじめ看護師やリハビリ師、ケアマネさんなど大勢のスタッフの皆さんに感謝しつつ、ボクは息子から借りた<鬼滅の刃>と連日のトランプ報道に関心を移している。
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人工呼吸器の取り外しが殺人行為とみなされる社会においては、胃ろうを含めた人工的な栄養補給は簡単には取り外されない、と聞く。また高齢者へのいたずらな延命行為は、社会的財産の浪費だという考えもある。けれど本人に清明な意志がある限り、ボクは当然の医療行為だと肯定する。たとえ、旅立ちへの準備期間が長引くだけの措置だとしても。
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11月に入って、クリニックでの面会禁止制限が、「原則」から「一切」に変わった。これまで1日1回5分程度までは見逃してくれていたが、これが一切禁止になった。日々の様子変化を見ることができなくなった。洗濯物を取りに受付まで行くだけの生活に変わった。ちょっとつらいが、院長はじめ看護師やリハビリ師、ケアマネさんなど大勢のスタッフの皆さんに感謝しつつ、ボクは息子から借りた<鬼滅の刃>と連日のトランプ報道に関心を移している。