11月最初の土曜日、1カ月振りの訪問です。14時30分頃の到着で20人程の行列。そこから約1時間でラーメン
が配膳されました。
大豚、大蒜多め脂。
最近はこれ位の麺量で安定しています。今回気付いたのですが、麺を投入する際に富士丸神谷本店と同じく、店主さんは
麺をしっかりと揉んでから鍋に投入していました。
これ位の細さで安定したようですね。
山頂付近の麺は乾燥していたこともあってか、中心部に芯が1本残っているようなイメージで、表面はゴワゴワとした
触感。
スープを纏った麺は、噛むともちもちさをほとんど感じない小麦粉がギュッと詰まった感覚を覚える力強いもの。人間
に例えれば、しっかりと締まった筋肉質の体のイメージ。
脂はフワフワ、豚の一部とも言える大きな形状のものも混じっていました。
別丼には、野菜と豚と野菜。
太めのもやしがしんなりとする、いつもよりも火が通った熱々の野菜。それによりキャベツの甘味もより強調されてい
た気がします。
豚は小振りのものが6つ。
見た目からどれもパサつき傾向の苦手なタイプかと思いきや、どの豚も赤身部分に歯を入れるとフワッとした感触が伝
わってきた後に、口の中で綿菓子の如くスッと消えてしまうような不思議な肉質でした。
冷えた脂身も口の中で熱が伝わると溶け出し始めます。
見た目は醤油が勝った仕上がりに見えるスープ。
ただ最初に感じるのは豚や調味料による円やかさで、三口四口と立て続けに口に運ぶことで初めて、そして強く醤油が
姿を現して来ました。
大蒜にはかなり強めの辛さがありました。
生卵は、黄身の部分だけを持参したレンゲですくい麺に絡め、白身はスープの中に投入して。
6番目に提供されたので、少し焦りながらロット4番目で完食。時計を見ると所要時間は約13分。皆さん食べるのが
速いです。忙しく作業する店主さんと助手さんにいつものようにお礼を言い、お店を後にしました。
私の後ろには、ずっと大声でおしゃべりする経営者と従業員らしき男女2人組。2人共野菜マシマシを頼んだにも関わ
らず、堂々と私より先に固形物が残った丼をカウンターに上げる男性と、私の退店時、野菜はほぼ食べ切ったものの、
麺はほとんど手付かず状態だった女性。並び中と食事中、常にこちらをチラチラ見ながらクスクスと笑っていたのは置
いておくとしても、あまり気持ちの良いものではありませんでした。