一人前の大人になる為に

日々の出来事を正直に見栄を張らずに。職務上の立場を悪用した同僚に内容を監視されているので、きっかけを待って消えます。

岸田屋

2020年10月30日 20時00分00秒 | 岸田屋

先週訪問した某ラーメン二郎店主さんに、神田神保町店でラーメンを食べた後に飲みに行ったことを随分とイジられたことで、それなら今後は神田神保町店の後は飲み屋、という流れを習慣にしようと決意し、さしあたってこちらのお店を利用しました。徒歩で日比谷通りから晴海通りを経てのんびりと1時間15分、17時11分頃に到着すると店外の行列は10人。開店時間は17時ですので、この時点で最低1時間待ちを覚悟しました。結局、新型コロナウイルス感染症対策で15席に減らされた店内に案内されたのは、後続に1名が並んでいた18時を過ぎた頃となりました。
尚、並び中前に並んでいた男女2人組が、退店する男性1人客(前回訪問した際に隣に座っていた、その振舞から明らかに超常連とわかる方)を見て「1人で来る人なんて居るんだね。」と、とても驚いた様子でしたので「絶対に振り向くなよ。絶対に振り向くなよ。」と念じつつその時を静かに待っていました。

 

お酒のメニュー。

 

日本酒。

 

 

おつまみ。

 

角度的に厳しいですが何とか読めます。

 

締めにはおにぎりも。

 

減席した影響でしょうね。

 

レモンハイ、500円。レモンの酸味を覚えながらも甘さ強めなので飲みやすく、油断すると危険です。

 

穴子の煮付け、850円。「お好みで山椒をどうぞ。」とのお言葉と共に。

 

注文から20分以上経っての配膳でしたので、注文を受けてから最後の仕上げを行うのかもしれません。どのメニューにしても提供までにある程度の時間を要しますので、食べたいものが決まっているのなら、最初に纏めて注文してしまっても、テーブルの上が渋滞することはないと思います。

 

どこにも煮崩れした形跡が見受けられない美しい姿。箸で持ち上げようとするとそのふんわりとした身は、はらりと崩れてしまう軟らかさです。

 

瑞々しさすら感じるしっとりとした、脂ののりを感じ取れる肉質。

 

小骨も散見されますが、よく煮込まれているのでそのまま口に運んでも気になりません。

 

山椒を振って。

 

後味に日本酒とみりんを感じサラサラとした、甘さも塩味も主張し過ぎないタレ。

 

2杯目は大分むぎ焼酎二階堂を水割りで、550円。普段は大容量ペットボトル入りの焼酎を飲んでいるので、舌に特有の風味が強く伝わる後味の焼酎は新鮮でした。

 

おにぎり(シャケ)、350円。ポテトサラダとも迷ったのですが、前回別のお客さんが頼んでいたのを見て美味しそうだったので。

 

天辺にもシャケが。中には具材が入らないタイプかと思いましたが。

 

しっとりさとパリパリさを楽しめるようにでしょうか、香りを放つ海苔は多め。

 

メニューにハラス焼がありましたが、それとは違って皆が思い浮かべるシャケ。

 

おにぎりを持ちあげると、お米とお米の間に空気をたっぷりと含んだ握り方でフワフワとした触感、そして崩れそうに。2つに割ると中にもシャケが。

 

これだけでも十分なシャケの量です。

 

お米は粘り気控えめで硬めの炊き上がり、一粒一粒が立っています。

 

糠漬けの大根は5切れ。醤油をかけたくなる位の、後味に糠を感じる薄めの味付け。

 

1時間強の滞在で、お支払いは2,250円。お酒をたらふく飲んで酔っ払うのではなく、美味しいおつまみと雰囲気を楽しむのがこのお店の正しい利用方法なのだろう、という感想を抱きながら、入店を心待ちにする数人を横目に退店しました。帰りも前回同様、夜の銀座の情景を楽しみながら、約50分かけてJR東京駅まで歩きました。

 



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