7月上旬の土曜日、今にも泣きだしそうな空模様のなか、13時20分頃に店頭に到着すると入店を待つ行列は31人。私が入店するまでその長さは常にほぼ一定で推移し、約100分待って店内へ、さらにそれから10分待つと、ラーメンが配膳されました。
大豚入り、大蒜多め脂+生卵。
一見して細めの麺。
スープに触れていないプレーンな部分には弾力があるも、ボソボソとした舌触りがより強く伝わってきました。また、グルエースが振りかけられたことによる甘さもあるので、何の違和感もなく箸が進みます。
スープを纏うことで滑らかさが生まれつつややふっくらとしながらも、シコシコさを失いません。
卵黄に固形脂を添えて少しずつスープを加えながら。卵黄のコクが良い意味で全体を支配してしまうので、また別の味わいに。
サブ丼には野菜と豚と大蒜。
ややしんなりとした茹で加減ゆえにもやしとキャベツの密着度が高まり、噛むとギュッという音が口内に響く野菜。野菜と言わなくてもこの量は嬉しいです。
豚は大小合わせて7つ。
冷えているのにトロっとした脂身。
旨味を溜め込んでいることでしっとりさのある赤身。
脂身多めもクドさがなく後味スッキリの豚。
やや肉々しさが先行する見ためも、硬さや臭みとは無縁の豚。
ほぼ、表面に脂が滲んだ脂身で構成された豚。こういうタイプが好きです。
豚が元々持つ旨味が豊富なので、タレの味はあまり伝わらず、またそれが気にならない豚。
液体油の層がクッキリと。
最初に醤油の塩味を控えめながらも感じ取り、その次に甘さ、恐らくは調味料の作用によると思われるものが広がりました。そして、何度か口に運んでいると、確かに豚のものだと言い切れる旨味を受け取ることとなりました。
細かく刻まれた大蒜には強めの辛味。
フワフワの固形脂は麺の上に。
生卵。卵黄はレンゲで一旦避難させ、白身が残った器に麺を移しそれを絡め取るようにして。
15分程で完食。退店する際も35人の行列が形成されていたように、客足は完全に以前の状態に戻ったことで、この時間帯でも既にかなりお疲れの様子の店主さんに「足りた?」とのいつものご挨拶を頂いて退店しました。
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