立石を後にして向かったのはこちら。17時過ぎの到着で44人の行列。45人目の外待ち客となった直後に閉店となり、宣告人を拝命。結局ラーメンの配膳までには2時間を要することとなりました。
大豚、大蒜多め脂+生卵。
麺丼にはいつものように脂が山盛り。
丼から顔を出した部分の麺は乾燥もあってかゴワゴワ感がありやや硬めに感じました。
スープに浸ったものは、ツルンっとして意識的に顎を使って噛むことを要する位の弾力があり、心なしか小麦粉の風味も強めに感じました。これだけの量ですが最後まで無理なく美味しく頂けるものでした。
野菜丼には野菜と豚と大蒜。
噛むとギュッギュッと音が聞こえてくる、キャベツの甘さが後を引く熱々の野菜には醤油ダレ。豚の上に乗ったものはそのまま、豚の下のものは麺や大蒜と一緒に。
豚は大小8つ。
醤油ダレの寸胴に漬けられた脂身豊富な豚は、強めの塩気にも負けない位の甘さがありました。前回もだったのですが、1つはこのタイプの豚を入れてくれるようになったのかも?
冷えていることが、より脂の上質さを引き立たせている豚。
しっとりとした赤身の美味しさを感じる豚。
赤身メインながらパサパサさを感じさせない豚。
プルプル脂がびっしりの端豚。
甘い脂としっとり赤身のバランスが取れた豚。
こちらはみっちり系で咀嚼力を必要とされるものの、しっかりと旨味を含んでいる豚。
サクッと歯が入る脂身の比率高めも、スッキリとした脂なのでしつこさを感じさせない豚。
サラッとした大蒜は、そのまま野菜や移動させた麺と絡めて。
スープの表面は脂に覆われています。
最初は豚出汁や脂のコクを強烈に感じるものの、その後には醤油の塩気がすぐさま巻き返してきてキレを増幅させた結果、重さを舌に残さない味わいでした。
フワトロの脂は麺を夢中で啜っている際に、あらかたスープと混ざってしまったのが残念。次回は、より有効活用する為に最初にレンゲで一旦避難させなければ。
この日はレンゲを忘れてしまったので卵黄のみを上手く掬うこと出来ませんでした。
セルフ油そばを楽しもうとしましたが、卵黄と固形脂が上記の理由により上手く調達できず。
閉店後の店内で、ゆっくりと17分を掛けて完食。年20回にも満たない訪問回数にも関わらず、いつも良くして下さる店主さんと助手さん、さらに卒業した助手さんに年末のご挨拶をして退店しました。