LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

変化する庭

2007-12-21 01:48:46 | ガーデニング
造園家の山田茂雄先生に弟子入りして、はや2週間たちました。

”森のテラス”は、家から歩いてすぐの距離なので、
仕事でない日もいてもたってもいられず、なんとなく吸い寄せられるように
”森のテラス”に足が向いてしまうのです。
短期間で、いろんなことを教えていただいたり、秋田に連れて行っていただいたり
食事をごちそうになったり、人生のいろんなお話をしたり
この2週間があっという間のように感じたり、長い時間のようにも感じられたり
不思議な感覚としか言いようがありません。

先生が生けた”侘助”(寒椿)

実は、数日前「ちょっとうちの庭を見てくださいよ。」と、先生を私の庭まで引っ張ってきてしまいました。
私という人は、なんと怖いもの知らずで大胆なんでしょう・・・。
山田先生は、大変気さくで偉ぶらない方です。
どれどれ、と私の庭を見て下さり、「永井さん、庭がんばったじゃない。」とおっしゃって下さいました。

なんだか嬉しくて嬉しくて、庭をがんばってきれいにしたことを
ほんとうに良かったなとしみじみ思ってしまいました。
思えば、仙川に引っ越してきて6年。
最初の3年は、なんだか裏の空き地に雑草がすごいことになってきてるなー
とただ忌々しく思うだけで、庭をいじるという発想自体がありませんでした。
あるとき「よし雑草を抜くぞ。」と、一人で雑草抜きをしたところ、
朝の10時から夕方近くまでかかり、Lのゴミ袋9袋になりました。
翌日は全身筋肉痛です。
どうにかして、この苦しい雑草引きを少しでも楽にしたい、という思いで3年前
最初100枚だけ煉瓦を敷きました。(お隣の人が引っ越すので、ただで頂いたものです。)
煉瓦を敷いたら、なんとなくテーブルと椅子を置きたくなり、卸価格で買える家具を置きました。
不思議ですね、家具を置くと空き地がいきなり庭らしくなりました。
「もうすこし煉瓦を敷いてみたら。きっといい庭になるよ。」というニワコヤさんのひとことが、私を目覚めさせました。

それから2年経ち、庭は私と一緒にどんどん変化しています。



去年の春、ミモザを植えました。
買ったときは1メートル30センチぐらいの高さで、園芸屋さんから家まで
自転車に乗っけて運んだのですが一年で3倍の高さになり、屋根を軽く超すほどの
大木になってしまいました。
樹木というのはこんなにも成長が早いのかとただ驚くばかりです。



庭の表情は、刻一刻と変わります。
あれ、ブルーベリーがいやに紅葉してるなと思うと、追っかけるように蔦も色付き、
色付いたかと思うと次々に落葉します。
町に木枯らしが吹くよりも早く、庭に冬が訪れるのです。



真冬の庭で最も元気なセージとバコパです。
私は、なんとなく庭のカラーを秋冬はパープル、ピンク系に
春は黄色と白になるように、考えているのです。
ミモザはまだ花を咲かせたことがないので、来春咲くかどうかとても楽しみなんです。



このシーズンには、ついクリスマスっぽい苗を買ってしまいます。
ハボタンは毎年寄せ植えにします。今年はミニヒイラギを買いました。
赤い実は、バラの実のドライをいたずらにあしらってみました。
お隣から頂いたピラカンサスとハゴロモジャスミンを外で生けています。
去年鉢で楽しんだクリスマスホーリーを地植えしたら、今年も赤い実をつけました。

おかげさまで庭木は元気です。
冬の気分、クリスマスの気分を盛り上げてくれて私を元気にしてくれます。