LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

もとお風呂場をKitcenetteに

2013-09-21 22:25:37 | インテリア
昨年の冬からずっと「てしごと舎」さん(小鳥さんのギャラリー改め)の施工にたずさわっています。

ギャラリーの完成が近づきつつある折、「できたらキッチンもお願いしたい。」と施主様。
なんと、元お風呂場だったお部屋を簡単なキッチンにしたいのだとおっしゃいます。

築40年の古いおうちのお風呂場には、ピンクのタイルが張られていました。



タイル自体はかわいいけれど、なんとかお風呂場だった感じを払拭したいと思いました。



シンクは無し。(別の場所に流しがあるので。)
ガスは引かない。(カセットコンロを使用する。)
キッチンといってもごく簡易的な、行ってみれば"Kitchentte"です。

大胆ですが、タイルは張り替えないで、ピンクの上にミルクホワイトの塗料を塗ることにしました。
壁は、残っていた珪藻土を塗ります。

お風呂は1800×1100ぐらいですから、置ける家具だってかなり限定されます。

W1800の長机がありました。



コテコテに黄土色の塗料が塗られています。



これを、剥離剤とサンドペーパーで、ことごとく塗料を剥ぎます。

ミルクホワイトで、マットな塗装にしました。



タイルと同じ色で、一体感が生まれます。

さらに、W600の学校机も、同じくミルクホワイトで塗装します。



こちらは、経年ですり減ったようなエイジング加工を施しました。



子供たちが文具をぶっつけた跡と思われる、いい感じの傷のおかげで、エイジング加工が映えます。



脚の部分はウォッシュするように塗ります。「高田中学校」と刻まれた文字を消さないように。



長机は、入れる際に困難だったので、W3cmカットしてどうにかおさまりました。



学校机も、これ以上ぴったりのサイズは無い、というくらいドンピシャでした。



小さなカップボードのグリーンは、てしごと舎さんのコーポレートカラーです。

奇跡、とでも言いたいくらいサイズ、デザインともぴったりの家具3点が入って、
もとお風呂場だったことをつい忘れてしまうような、かわいい”Kitcenette”になりました。