消費期限終了

リタイアーのよもやま話

「精霊の守り人」

2016-03-20 00:01:12 | 映画・ビデオ

綾瀬はるかの「精霊の守り人」が放映
されるということで、テレビでの宣伝
が続いている。

実は、この「精霊の守り人」は、前に
観たことがある。

ツタヤのDVDで観たような記憶がする
けど、定かではない。だいぶ前のこと
だ。

宣伝がかっこよかったので、期待した。

そこで、久しぶりにテレビを観ること
にした。

しかし、5分もしないで、がっかりし
てしまった。

バルサのキャラクター設定で、大きな
ミスをしていると思うのである。

そして、配役も疑問がわいている。

今回のバルサのキャラクター、あまり
にも下品である。

孤児の「たのまれ屋トーヤ」と同じ
階層のキャラクター設定である。

これは、いくらなんでもあんまりだ。

バルサは、医者の娘である。

バルサの父親は、王の主治医であ
る。

ジグロは、父親の親友で100年に
1人の天才と言われる短槍使いで
ある。
ジグロは、もともと「王の槍」と
いう武人である。

徳川幕府組織図によると

小姓組番頭
 小姓組番は五番方の一つ。小姓
とは云え、将軍の側に仕える御小
姓とは異なり、飽くまで戦時に備
えた武官であり、平時は将軍の傍
らに付いて身辺の警護を行い、戦
時には将軍の馬廻りの護衛を行う。
尤も、城門警備等には付かない内
勤で、紅葉之間に詰めていた。

こういうのがあるが、ジグロの
「王の槍」という地位がどういう
ものか、窺い知ることができるだ
ろう。

簡単に言えば、バルサは、もとも
とは、エリート階級に属する人間
である。

ジグロだって、そうである。
王直属なのだ。忘れては困る。

だから、今回のバルサのような下
品なキャラクター設定は、大きな
ミスである。

バルサは、屈折した内面を持つ人間
である。

そういう意味では、天然と言われ
る綾瀬はるかには、演じ得ないキャ
ラクターである。

わたし個人的には、今回のキャラ
クターでいくにしても、柴咲コウか
中谷美紀の方が、バルサにうって
つけだと思っているが、どうだろう。


最新の画像もっと見る