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リタイアーのよもやま話

"Both Sides Now" Bei Xu 4th

2014-02-24 21:21:23 | 

 先日、聴いたベイ・シューのBoth Sides Nowである。
最初は、気付かなかったが、昔、聴いたことがあったのを
思いだした。

"Both sides Now" Joni Mitchell.Covered by Bei Xu
Produced by Nori Shiota

という記載が、You Tubeにあった。

以下、Joni Mitchellの演奏を2種類を、探してみた。

 



ベイ・シューの歌は、カバーと言っても、全く違う曲と勘違いするほど、
別の曲になった。

そして、大変魅力的な曲に生まれ変わった。アダルトな曲に。


ウィキペディアによると、

ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell、1943年11月7日 - )は、カナダの
ミュージシャン、画家 。

となっている。

わたしは、1949年生まれだから、彼女は、昭和18年生まれだ。

彼女は、わたしより、年上ということになる。かなり。

戦前生まれだ。

Joni Mitchellのスローな歌声も見事だが、わたしは、
ベイ・シューの歌声に、惹かれてやまない。

もちろん、Joni Mitchellの歌も堂々たる見事な演奏だと
思うのだが。

おそらく、人生を一度、リセットせざるを得ない凡人の
わたしにとって、ベイ・シューのブルーで、穏やかな表現
の方が、何かしら、しみわたってくるものがあると思う。

歌詞の内容は、初恋に戸惑いを覚える少女の歌だ。
これを、ブルースで聴くのは、年老いた者が初恋の
日々を回想するような設定になってしまう。
(勝手な解釈だが)

だから、本来の作曲されたことを踏まえると、Joni Mitchell
のバラードの方が、本来的な変わりようかもしれない。
歌う側も歳をとったのだから。

それはそうとして、ベイ・シューの歌を聴いていたら、わたし
たちの青春時代に聴いた数々のフォークソング等を歌って
くれたらと、思っている。

若かったあの頃の歌を、おおっぴらに聴くのは、恥ずかしい
し、ましてや人前で歌うとなると、とても耐えがたいものがあ
る。

「卒業写真」や「海を見ていた午後」、ちと恥ずかしいが
「22才の別れ」を彼女が歌うと、どうなるのだろう。

大変、興味深くて、ならないのだが。
 

青春の光と影   ジョニ・ミッチェル
本文

Rows and flows of angel hair
And ice cream castles in the air
And feather canyons everywhere
I've looked at clouds that way
幾重に流れる天使の髪。
アイスクリームのお城が浮かんでる。
ふわふわ 羽の峡谷が あそこにもここにも。
私は雲をそんな風に見てました。 


But now they only block the sun
They rain and they snow on everyone
So many things I would have done
But clouds got in my way
でも今 雲は太陽をさえぎって
雨を降らせ 雪を降らせます。 誰の上にも。
私はたくさんのことをするつもりだったけど
雲が 私の行く手をじゃましたのです。


   I've looked at clouds from both sides now
   From up and down, and still somehow
   It's cloud illusions I recall
   I really don't know clouds at all
   私が雲を見たのは 二つの側面からです。
   上から見たり下から見たり。 でもなんとなく
   雲の幻が 頭に浮かんだだけ。
   本当はわかっていません。 雲のことは何も。


Moons and Junes and Ferris wheels
The dizzy dancing way that you feel
As every fairy tale comes real
I've looked at love that way
幾度も巡る お月様, 六月, 観覧車。
めまいを起こす踊りみたい。
一つ一つのおとぎ話が現実になるたびに
私は恋をそんな風に見ていました。


But now it's just another show
And you leave 'em laughing when you go
And if you care, don't let them know
Don't give yourself away
でも今は 違う恋の話の始まりです。
笑いたい人は 笑わせておくのです。 放っておきましょう。
もし気になっても そんな顔を見せちゃだめ。
自分をうっかり見せちゃだめ。


   I've looked at love from both sides now
   From give and take, and still somehow
   It's love's illusions I recall
   I really don't know love
   Really don't know love at all
   私が恋を見たのは 二つの側面からです。
   与えたりもらったり。 でもなんとなく
   恋の幻が 頭に浮かんだだけ。
   本当はわかっていないません。 恋のことは何も。


Tears and fears and feeling proud
To say "I love you" right out loud
Dreams and schemes and circus crowds
I've looked at life that way
涙と不安 でも誇りを感じながら
私は言います。 「愛してる」って大声で。
夢と計画 サーカスの群集。
私は人生をそんな風に見てました。


Oh but now old friends they're acting strange
And they shake their heads
And they tell me(said) that I've changed
Well something's lost but something's gained
In living every day
でも昔からの友達といったら おかしなことばかりします。
頭を左右に振って
私に言います。 「あなた変わったわね」
そう 失った物もあるし 得たものもあります。
毎日暮らして行くうちには。


   I've looked at life from both sides now
   From win and lose and still somehow
   It's life's illusions I recall
   I really don't know life at all
   私が人生を見たのは 二つの側面からです。
   勝ち負けという見方から。 でもなんとなく
   人生の幻が 頭に浮かんだだけ。
   本当はわかっていません。 人生のことは何も。


   It's life's illusions I recall
   I really don't know life
   I really don't know life at all
   人生の幻が 頭に浮かんだだけ。
   本当はわかっていません。 人生のことは。
   本当はわかっていません。 人生のことは 何も。

 

      ジョニ・ミッチェルは、かく歌った。

      人生の幻が 頭に浮かんだだけ。
   本当はわかっていません。 人生のことは。
   本当はわかっていません。 人生のことは 何も。

       である。

       年五十にして四十九年の非を知る
       という言葉があったのだが、今になって振り返れば、
       なんとも、恥ずかしいことだらけの日々があったのだ
       ろう。

       このような日々を回想するには、やはり、ベイ・シュー
       の歌声の方が似つかわしい。

       彼女の歌声だと、いくらか、若き日の己に愛おしさの
       持ちようもあるような気がするからだ。         


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