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リタイアーのよもやま話

貧乏人に儲け話はやってこない

2010-09-22 09:43:30 | 経済
ある本の対談の話である。


以下、抜粋。


貧乏人に儲け話はやってこない


[H氏]
レートマジョリティっていうように、やっばりそこに
おいしさはまったくないんだよ。

リスクはある程度高い割に、リターンは少ない。株とか見てれば
わかるじゃん。タクシー運転手が株の話をし始めたら、そろそろ
下がる時期に入っているって話がある。
それは、タクシー運転手は言ってみればレートマジョリティの
最下層にいる人たち。

誰にでもできるから、移民の最初の仕事なんだよ。その人たちが
株の話をし始めるころには、株価は下がり始めるっていうのは、
当たり前のこと。



※レート・マジョリティー(late majority). 新しい技術は
苦手だがみんなが使っているなら自分も使わなければと思う
人たち。



[N氏]
タクシー運転手をバカにしているのではなく、タクシー運転手
的な人たちっていうことですよね。

知識がなくて、肉体労働をしている人たちに入る情報っていう
のは、上の人たちには当然のこととして知っている。


お金持ちに儲け話が舞い込んでくるっていう話はあるんです
けど、貧乏人に儲け話が持ち込まれるなんて、まずありえない。

貧乏な人のところに来た儲け話っていうのは、基本的にみんな
間違いなんですよ。


[K氏]
本当にそうですね。


[N氏]

そんな儲け話は、お金持ちのほうだけで流通して終わっちゃい
ますからね。

「いい社債があるんですよ。5000万円からです」って話に
なっちゃうから、貧乏な人には買えない。

儲け話をつかみたいと思っても、追うのは自由ですけど、基本
的にははずれしかまわってきませんよ。

だからそもそも、儲け話で金持ちになろうっいうのが間違いなん
ですよ。

以上。

なんとも、説得力のある話、庶民には厳しい話である。