消費期限終了

リタイアーのよもやま話

米首都上空に無人偵察機が侵入騒動

2010-09-11 09:46:53 | 社会
ヤフーのニュースである。

以下、その記事。


米首都上空に無人偵察機が侵入騒動制御不能で
戦闘機が出撃態勢も
産経新聞 9月10日(金)10時36分配信


【ワシントン=佐々木類】飛行禁止区域に指定されている
米国の首都、ワシントン市の上空に米海軍の無人偵察機が
誤って侵入する恐れが生じ、戦闘機が出撃しそうになる
“事件”が8月初めに起きていたことが分かった。

米海軍が9日、明らかにした。

AP通信によると、無人偵察機は、自然災害や安全保障関係
の偵察に使用する小型ヘリコプター。

8月2日、ワシントン南東約100キロのメリーランド州内の
海軍基地を飛び立ち、遠隔操作によるテスト飛行を行っていた。

だが、首都上空約60キロのところまで迫ったときに制御不能
となり、海軍は戦闘機を緊急発進させる態勢をとった。この際、
無人偵察機を撃墜するかどうかを検討した、という。

首都上空で撃墜すれば破片などで人的被害が出る可能性があったが、
戦闘機の発進直前に制御を取り戻して事なきを得た。

以上。


つい、最近、新聞の書評があって、無人兵器の本が紹介されて
いた。

アフガニスタンあたりで、使用されていて、ゲーム器感覚で
戦争が行われているようだ?

このニュースを読んで、この本について思い出したのだが、
今回の事件のドタパタを読むと、皮肉なことになったもの
だと感じ入ってしまった。

アメリカが最新のテクノロジーだと思った無人兵器が、敵国の
アフガニスタンで使用されるよりも、アメリカ自身に使用され
た方が、比較にならないほど恐ろしいことになるということが
わかってしまったということだ。


今回の事件の「無人偵察機は、自然災害や安全保障関係の偵察に
使用する小型ヘリコプター」のようだが、この手の機械なんて、
いくらでもあるはずだ。

もしかして、GPSを組み込んだ高性能の自動操縦の飛行機なんて
の開発も容易であるはずだ。

となると、このような機器がテロリストによって、細菌爆弾など
を積んで、首都などを旋回させたら、恐ろしい混乱に陥るだろう。


アメリカは、無人殺人兵器を開発して、アフガニスタン等で、嬉々
として、使用しているが、なんのことはない。この手の技術がテロ
リストにわたり、アメリカに向けられた時、とんでもない恐ろしい
目にあいそうだ。

少なくとも、核爆弾よりは、ずっと開発が容易で、実効性が格段と
高い兵器になるはずだ。

今回、事件、とんでもないことが分かってしまった。

日本にもおよばないことを願っている。