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リタイアーのよもやま話

Alison Balsom | Sound The Trumpet | Eternal Source of Light Divine

2018-03-10 23:30:43 | 読書

Alison Balsom | Sound The Trumpet | Eternal Source of Light Divine

誰もが嘘をついている

ビッグデータ分析が暴く
人間のヤバイ本姓

セス・スティーブンズ=
ダヴィドウィッツ

酒井泰介訳

光文社

を読み終えた。


本についた帯びには
通説や直感に反する
“驚愕の真実”!
とある。

内容には

○競走馬の成績と相関している
たった一つのデータとは?

○名門校にギリギリ合格した
人とギリギリで落ちた人。
その後の人生の違いは?

○借金を返さない人がよく用いる
言葉とは?

等興味深い内容である。


ビッグデータ、最近よく耳に聞く
言葉である。

しかし、実際それがどうなってい
るかということになると、素人に
は分からない。

今回、おなじみのグーグルの機能
を使って、いわば、現代的知的生
産の技術なるものの開示をしてい
る(私なりの受け取り方だが)。

いわば、最先端の知性の有り様に
ふれることになり、このような時
代の最先端をいく話が知れて,幸
運である。

退職して、日々、現役世代から隔
絶し、老いさらばえ、ややもする
と侮られる現実にあって、現役世
代が日々の生活に明け暮れて消耗
していくのを横目に見ながら、こ
のような時代の最先端にふれ、時
に、現役世代を凌駕せんという気
込み、心意気こそ、有り余る時間
を持つ我等が世代の自由の最たる
ものではないか。

その自由において、退職組が侮ら
れるのではなく、羨望の眼差しを
注がれる側にまわりたいものだと
思ったりするのだが、どうだろう。


進化とはなにか

2018-03-06 22:06:07 | 読書

進化とは何か

ドーキンス博士の特別講義

リチャード・ドーキンス

自然科学
ハヤカワノンフィクション文庫


脳「ものの見方」で進化する

ボー・ロット[著]

桜田直美[訳]

サンマーク出版

を読み終えた。

前に、あげた
人体600万年史
とセットで読むと、なお進化に
ついて、充実した読書になると、
感嘆している。

このような分野に興味をお持ちの
方には、お薦めしたいと思っている。

どうでしょう?

 

 


ワーキングメモリ

2018-03-02 22:31:13 | 読書

となる本にあった文章である。

ワーキングメモリが同時に
処理することのできる情報は
意外に少ない。
せいぜい五つから七つ前後。
しかも、その処理能力は加齢
によって衰えていき、50代に
入る頃には最盛期に比べて30
%ほど低下するといわれていま
す。

以上。

この内容を読んで、自分自身で
も頷ける気がしている。

実は、それでは、80代のワーキ
ングメモリの機能はどの程度だ
ろう。

ということに思いが至ったので
ある。

それというのも、高齢者の交通
事故が多発する昨今。

事故を起こす高齢者にあっては
きっと、このワーキングメモリ
の機能の後退が激しいのではと
気になったからである。

私の母親のスーパーでの挙動を、
見ていて思うに、歩くのに精一
杯で、自分の前後左右を意識して
いる様子が見られなくて、周囲に
ぶつかりそうで気が気でないで
いる。

いずれにせよ。

父親の見舞いに通うに車を運転
し続けなければならない。

そう簡単に、免許証の返上をする
わけにもいかない。

 


2018-02-15 20:45:09 | 読書

 とある本に、あった言葉である。
あまにもかっこいいので取り上げて
みた。

天が選ぶのは志ある人間だと思う。

才能というのは、志といっしょに
なって初めて発揮されるものだ。

以上。

今日、私たちが子ども頃とは、違っ
て、とんでもない才能を発揮する青
少年がいる。

スポーツ、芸術等、いろんな分野で
見られる。

少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず

というのだが、

努力は、周囲から言われてできること
もある。

問題は、志を抱くのは容易なことでは
ないから、やっかいだ。

自分の人生を振り返ってみて、どう
考えても、志をという言葉は知っても
その志を抱けたようには思えない。

志も、天命か、はたまた才能か?



 


最後まで残る人間とは

2018-02-13 22:45:03 | 読書

とある本の中にあった内容である。

最後まで残る人間とは

ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』(みすず
書房)という本について、著者は語った。

 どういった資質の人問が過酷な現実
を生き抜けたのかという視点でも非
常に参考になる。

 私が感じたのはユーモア、情感、
センチメンタリズム(感傷的傾向)の
三つを持っている人間が極限を生き抜
けたのではないか、ということだった。

 極限状態に置かれて自分の厳しい現
実しか目に入らない、感じられないよ
うになってしまうと人間はそこから動
けなくなってしまう。

端的にいえば絶望してしまうわけである。

 そうはいっても現実からは逃げられ
ないではないか、と現代人は考える。
だがそこで大事なのは、自分以外のも
のに目を向けることだ。天を仰ぎ見る
のでもいいし、鳥の声に耳を澄ますの
でもいい。

 そうすると、何かを感じられること
がある。神の啓示や天啓といった言葉
があるが、まさに理屈ではなく自分に
とって大事なものが「降ってくる」の
である。自分にとって大事なものがつ
かめた人間は自然に力が湧いてくる。

 何にでも論理的な説明を求め、自分
は何でも知っていると思っている現代
人は、それができない人が多い。
そのために、過酷な現実の前に折れて
しまってそこで動けなくなるのある。

以上。

この文章読んだ時に、わたしは、塩野
七生のローマ人物語 迷走する帝国(下)
34巻の169ページ 第三章ローマ帝国と
キリスト教の内容を思いおこした。

ここで、キリスト教の台頭の要因につい
て語られている。

ローマ帝国を生み出したスピリッツ
のデフレ化の時代に、呼応できた世
界観であった。乱暴だがそのような
受け止め方をしている。

ということで、大枠において、共通
性を見出して、驚いてしまった。

塩野七生のローマ人物語、中身が重
くて読書の進捗状況ははかばかしく
ない。

ものすごく体力を要する。

今、やっと35巻目を読んでいる。

青息吐息の様であるが、このキリスト
教についての内容を知り得ただけでも
これまで、読み続けきた意義は十分に
あると喜んでいる。