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リタイアーのよもやま話

謝罪では怒りの衝動は消せるが、不快感は抑制できない

2012-03-24 06:39:11 | 科学

ヤフーのニュースである。


謝罪では怒りの衝動は消せるが、不快感は抑制
できない - 東大などが分析


東京大学(東大)大学院総合文化研究科の岡ノ谷一夫
教授と、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進
事業 ERATO型研究「岡ノ谷情動情報プロジェクト」の
久保賢太 研究員らの研究グループは、基本情動の1つ
である「怒り」のメカニズムの研究から、謝罪が有効
なのは「怒り」の持つ「攻撃性」の側面であって、
「不快感」には有効ではない、ということを明らかに
した。

同成果は、同プロジェクトの情動インタフェースグルー
プのグループリーダーである名古屋大学 大学院情報
科学研究科の川合伸幸 准教授との共同研究として行わ
れ、2012年3月22日(米国東部時間)発行のオンライン科学
誌「PLoS ONE」に掲載された。(マイナビニュース)


以上。

このニュースも興味深い。

最近の政治家、脇が甘すぎて、情けなくなってしまう。
誤れば、なんでも許されるという学生気分のままだ。

確かに、犯罪でないかぎり、いや、芸能人で見れば、
結構罪なことでも、時が経てば、許されてしまう
きらいがある。

しかし、権力や権威を持つ者は、それ相応の責任が
あると思うのだが。。

昔の政治家は用心深かった気がするが、どうだろう。
とにかく、不愉快な政治家が多すぎる。

誤って、済んでいるわけではないし、許されている
わけでもないということが、わかっていないようだ。

最近、このニュースに同感だという個人的な出来事
もあったので、つい、なるほど、なんて、一人頷いて
しまった。

 


ほ乳類特有の大脳新皮質は新しくなかった

2012-03-24 06:37:02 | 科学

ヤフーのニュースである。

非常に興味深い、内容である。


ほ乳類特有の大脳新皮質は新しくなかった -
遺伝研、定説を覆す証拠を発見


国立遺伝学研究所(遺伝研)は3月22日、ほ乳類の「大脳新
皮質」の上層と下層に存在する神経細胞のサブタイプが、
ニワトリの脳にも存在することを明らかにしたと発表した。

これはほ乳類と鳥類の共通祖先の段階、すなわち大脳新
皮質の「層構造」が誕生するより以前から、存在して
いたことを示唆しているものだ。ほ乳類にのみに存在する
大脳新皮質は、従来の定説として、進化的にほ乳類に
なってから誕生して進化してきた「完全に新しい脳の
領域」とされてきたが、必ずしもそうではないことが
発見されたのである。

成果は、遺伝研の鈴木郁夫研究員と平田たつみ准教授ら
の研究グループによるもの。詳細な研究内容は、米科学
誌「Developmental Cell」の4月16日号に掲載の予定だ。

人間の認知機能の多くは大脳新皮質にある神経回路によっ
て支えられている。大脳新皮質は、大脳の背側表面を覆う
領域で、多くの認知機能に関わる。

ヒトが思考できるのも、この部位のお陰だ。

大脳新皮質は、6層構造をしている点が大きな特徴である。

進化上、比較的最近になってから出現したグループである
ほ乳類以外の動物には存在せず、特に霊長類において急速
に拡大しているために、脳の中では最も新しい領域であると
考えられてきた。

しかし、実際のところは、その進化的起原についてはよく
わかっていなかったのである。

大脳新皮質の特徴は、前述したように顕著な「層構造」だ。
性質の似た細胞が水平一列に並んで層を作っている形だ。
大脳新皮質の層構造は現在生存しているすべてのほ乳類に
共通して見られるため、層構造を持つことには大きな機能的
意義があると考えられる。

しかし、ほ乳類以外の動物には一切層構造は見られない。

以上。

記事はけっこう量があって、紹介するのは、大変なので、
割愛した。

とにかく、このような研究をしている人がいるということ
は、びっくりである。

 


〝出会い酵素〟阪大発見

2012-02-23 06:37:06 | 科学

〝出会い酵素〟阪大発見

不妊治療開発に期待

 精子が卵管を通り、受精のために卵子と出
会うのに必要なタンパク質を作る酵素を、大
阪大のチームがマウスで突き止め、20日付の
米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。

伊川正大大阪大鹿教授は「人間の不妊は原因不明
なことが多いが、この酵素が異常となっている可
能性がある。

治療や診断薬を開発できるかもしれない」として
いる。

 チームの徳弘圭造大阪大特任研究員らは、精子の
もととなる精細胞で働き、他のタンパク質の立体
構造を作る酵素「PDILT」に着目した。

 遺伝子操作でこの酵素を持たないマウスを作製
したところ、精子が他の細胞とくっつくのに必要な
タンパク質「ADAM3」ができなくなった。

 このマウスは正常に交尾し、精子の見た目や運動
性に異常はなかった。

だが精子は雌の卵管を通れず、4匹の雄を計31回交
尾させても一度も妊娠しなかった。

 通常のマウスの妊娠率は90%以上。卵管の卵子
付近に精子を直接注入すると妊娠した。

精子が卵管の壁にくっつけないため通れなくなったと
みられる。

PDILTの働きを抑える薬ができれば、人口爆発が
問題となっているアフリカや、ペットなどで避妊にも
役立つ可能性があるという。

以上。

不妊については、当人は大変深刻なようだ。
しかし、どうしてまた、このようなことが分かるよう
になるのか、人間の知恵の進歩というのは、これまた
不思議でしようがない。


東大など、数十年来の脳の謎を解明

2012-01-20 23:47:09 | 科学

ヤフーのニュースである。

東大など、数十年来の脳の謎を解明 - 脳回路が
精密な配線であることを発見


科学技術振興機構(JST)と東京大学は1月20日、脳の神経
回路が、回路を形成する神経細胞「ニューロン」(画像1)
より小さく、「シナプス」の単位で正確に編まれること
で機能を発揮することを明らかにしたと発表した。

東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二准教授らの研究
グループによる発見で、成果は米科学誌「Science」に
米国東部時間1月20日に掲載された。(マイナビニュース)


以上。

嬉しいニュースである。

わたしは、脳がどのように機能しているのかを
ずーっと興味をもっていた。

わたしたちが、子どもの頃、脳は、ブラックボックス
であった。

知りようのない世界であった。

しかし、「脳の世紀」という時代がきて、脳の研究
が盛んになってきた。

今回の研究で、脳がどのように機能しているのかが
知り得ることのようである。

嬉しいことである。

脳は、いかにして抽象的なことを考えるのか。
脳は、いかにして、美を認識するのか。
脳は、いかにして、et cetera。

 

 


サルも他者の行動を参考

2011-01-24 21:17:07 | 科学

ヤフーのニュースである

 

サルも他者の行動を参考 磯田氏、区別する細胞発見
琉球新報 1月23日(日)12時15分配信

【東京】沖縄科学技術研究基盤整備機構(OIST)の磯田
昌岐代表研究者(神経システム行動ユニット)らの研究グル
ープは、ニホンザルを用いた実験で、自分と他者の行動を区別
している細胞が前頭葉の内側領域にあることを初めて発見した。

米科学誌「カレントバイオロジー」のオンライン版で21日発表
した。

研究結果は統合失調症や自閉症の原因解明につながる可能性が
ある。

磯田氏らが行った実験は、2匹のサルを向かい合わせに座らせ、
一方のサルに緑と黄色のボタン、どちらか一つを押させて正解
の色ならジュースをあげる。

もう一方のサルはその様子を観察する。これを2回ずつ交互に
繰り返す。

正解の色は複数回連続し、途中でサルに分からないように正解
の色を変える。

ルールを理解して相手が間違った色を押したことや、正解の色
が途中で変わったことを、見ている側のサルは相手のサルが
押したボタンから判断しなければならない。この実験で相手が
間違った後、自分の番で正しくボタンを押せた確率は9割を超
えた。

実験中にサルの脳細胞に電極を刺して反応を観察したところ、
別のサルが行動している時にだけ反応を示す「他者細胞」が
前頭葉の内側領域表面に集中していることが分かった。

自分が行動している時にだけ反応する「自己細胞」や、自分が
行動する時も別のサルが行動する時も反応する「ミラー細胞」
も確認した。

ミラー細胞の存在は先行する研究で明らかになっていたが、
他者細胞の発見は初めて。

ミラー細胞の存在だけでは自分と他者の行動を区別できない
という課題があったが、他者細胞の発見により矛盾を説明で
きる。


以上。

こういうテーマは、大変興味がある。

子どもの頃、人間とは、人生とは、普遍とは等と
いつも、心の中に拘り続けてきた。

30代になると、脳の研究が盛んになった。

おかげで、ブラックボックスだった脳について
いろいろな情報が出てきた。

少しずつ、人間とはというテーマの答えが
見つかっていくようで、嬉しかったものだ。


日本猿でも、温泉に入るようになったり、芋を洗って
食べるようになったりするそうで、わたしたちが子ども
の頃からあった動物の概念とは全く違うことが現れ
びっくりしたものだ。

それにしても、このような研究が深まることにより
人間とはという問いの答えが、少しでも早く見つか
ってほしいものだ。