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リタイアーのよもやま話

宇宙ごみ対策で日米協力

2012-08-23 09:12:27 | 科学

比較的低い軌道にある宇宙ごみの観測
データ(NASA提供)

今朝の新聞にあった記事である。


宇宙ごみ対策で日米協力

記事によると、「役割を終えた衛星やその破片など、
地球をまわるごみは50万個以上といわれ、」とあった。

わたしたちが若い頃は、このような話しになるなんて
全く考えたことがなかったが、いつしか、そのような
話しが聞こえてくるようになった。

太平洋ゴミベルトの特集をテレビで観た時にも、絶句
したものだ。人間の自然に及ぼす影響力の大きさに
ショックを受けた。

このような調子でいくと、太平洋は人間の吐き出すゴミ
で、昔の汲み出し便所のような様になっていくのかも?

もっとも、昔の汲み出し便所が記憶に残る人は、少なく
なっているので、イメージできない人も多いかも知れ
ない。

それはそうと、件の宇宙ごみついてだが、太平洋ゴミ
ベルトのゴミは回収できるが、宇宙ごみの回収の話し
は聞こえない。

発展途上国も人工衛星を打ち上げてくるので、宇宙
ごみは、確実に増えていくしかない。

いつの日か、地球が宇宙ごみにとりかこまれて、見る
角度によっては、土星のようなリングができるかも
しれない。

そのうち、宇宙ごみに取り囲まれて、地球は、宇宙
ゴミの檻の中で、身動きができなくなるのか。

宇宙に出て行くことも、宇宙から入ってくることも
できない時代が、到来し、人工衛星は使えなくなり、
もちろん、ミサイルも使えなくなる時代が、やって
くるのか。

なんて、話しはエスカレートするばかりだ。

 


巨大ブラックホールの「種」候補

2012-07-22 12:39:02 | 科学



ヤフーのニュースにあった記事の写真である。

慶応大など、天の川銀河中心で巨大ブラックホールの「種」候補を
確認

国立天文台と慶應義塾大学(慶応大)は7月20日、いて座の方向、
太陽系から約3万光年の距離にある天の川銀河の中心部において、
巨大ブラックホールを形成し、そして成長させるための「種」となる
中質量ブラックホールの候補が発見されたと発表した。
(マイナビニュース)

以上。

どうして、このような映像が発表できるのか、まったく理解できない
がとにかく綺麗である。

岩石の中から、宝石の原石が見つかったかのようなこの映像の
綺麗さにびっくりしている。

凡人の頭では、理解できいな世界の話しだ。



蛇足ながら、

これは、宇宙から見た「リャドーサウジアラビア」の夜景だ。
やはり、これも、宝石箱のような美しさだ。


<氷河期>CO2が幕引き役 深海から大量放出で

2012-04-07 06:10:17 | 科学


ヤフーのニュースである。

同じタイトルだが、二件のニュースがあった。


【ニュース1】
<氷河期>CO2が幕引き役 深海から大量放出で
気温上昇

毎日新聞 4月5日(木)20時21分配信

 約1万年前に氷河期が終わりを迎えた最大の要因は、二酸化
炭素(CO2)の急増だったとの分析を、米ハーバード大など
の国際チームが突き止め、5日付の英科学誌ネイチャーに発表
した。

CO2の増加が地球環境に大規模な変化をもたらすことを示す
成果として注目される。

 氷河期が終わった原因について従来、地球の公転軌道が変化
し、大規模な気候変動が起きたこととの関連が指摘されてきた
が、CO2が大きな役割を果たしていた証拠を得たのは初めて。

 チームは、過去の大気をそのまま閉じ込め、当時の気温も推計
できる南極の氷床や、気温に応じて増減する花粉、プランクトン
の分布など、世界約80地点のデータを集め、氷河期末期の気温
や大気中のCO2濃度の変化を解析した。

 その結果、2万1500~1万9000年前に太陽を回る地球
の軌道が変わったことがきっかけで、氷河期の欧米を覆っていた
氷が溶け、大量の水が大西洋に流れ込んで海流の循環が変化。

深海に蓄積していた大量のCO2が大気中に放出されたと結論付
けた。気温はその後地球全体で上昇、氷河期が終わったと推測さ
れる。

 チームは「地球の軌道変化がきっかけではあるが、CO2が増加
したことによる影響が大きい。現在も大気中のCO2は増え続けて
おり、温暖化がより進行するのではないか」と指摘している。

【田中泰義】


 【ことば】氷河期

 地球では約260万年前から、寒冷な気候で氷河が発達した「氷河
期」と、温暖で氷河が縮小した「間氷期」が繰り返されてきた。

氷河期には、大陸に厚い氷床が発達して海水面が下がり、間氷期に
は氷が溶けて海水面が上がる。

約10万年続いたとみられる最後の氷河期は約2万年前にピークを
迎え、約1万年前に終わった。現在は間氷期に当たる。南極の「ド
ームふじ基地」で掘削された氷の分析によると、現在の同基地での
気温は、氷河期だった2万年前に比べて約8度も高い。

 


【ニュース2】

CO2急増が氷河期終わらせる 温暖化で米チーム

 約1万年前に地球規模の温暖化で氷河期が終わった最大の
要因は、大気中の二酸化炭素(CO2)の急激な増加だった
とする研究結果を、米ハーバード大などのチームが5日付の
英科学誌ネイチャーに発表した。

 チームの研究者は「現在は氷河期の終わりより早いペースで
CO2濃度が上昇しており、大きな影響が出る可能性がある」
としている。

 チームは約2万2千年前に太陽を回る地球の軌道の変化で
北半球の陸の氷が局地的に解け、海流変化が起きて約1万9千
年前に深海から大量のCO2が大気中に放出されたとみられる
のを突き止めた。


以上。

どうして、あんな遠い過去のことが分かるのか、不思議でなら
ない。

「大量のCO2急増が氷河期終わらせる」という論理だが、
なんなく、違和感を感ずる。


「CO2急増」は、どの程度だったのか。どの程度大量だった
のか。現在の「CO2急増」と、そのメカニズムがどの程度
違うのか。

記事にはこうある。

その結果、2万1500~1万9000年前に太陽を回る地球
の軌道が変わったことがきっかけで、氷河期の欧米を覆っていた
氷が溶け、大量の水が大西洋に流れ込んで海流の循環が変化。

深海に蓄積していた大量のCO2が大気中に放出されたと結論付
けた。気温はその後地球全体で上昇、氷河期が終わったと推測さ
れる。

 チームは「地球の軌道変化がきっかけではあるが、CO2が増加
したことによる影響が大きい。現在も大気中のCO2は増え続けて
おり、温暖化がより進行するのではないか」と指摘している。

である。


現代のCO2急増は、工業化等の人工的環境の増大が、もたらした
のであるが、

「氷河期の欧米を覆っていた氷が溶け、大量の水が大西洋に流れ
込んで海流の循環が変化。」

この地球的規模のメカニズムが、昔と違って、発生していないのに、
同じ様に結論づけられるのだろうか?

このようなメカニズムが発生するほどの、「太陽を回る地球の軌道
が変わったこと」ことそのものは、どの程度、太陽の影響を地球に
与えていたのだろうか。

このあたりの検討がなされないのは、片手落ちのような気がするの
だが?

かつての温暖化は、「大気中の二酸化炭素(CO2)の急激な増加」
が原因だったのか、そのようなことを引き起こす「太陽を回る地球の
軌道が変わったこと」が原因だったのか、どちらだろう。

こちらの検討をしてもらいたいと思うのだが。


分子界の常識覆す

2012-03-29 23:30:40 | 科学

分子界の常識覆す

科学者・原田明さん

最小の首飾り・管作製

科学する人

 ビーズに糸を通すように、シクロデキストリンの穴を
高分子が貫くような形が実現てきたら面白い-。

原田明さんは「小さな穴の中に、大きな高分子が入るわけ
がない」という常識をはね返して「分子ネックレス」を作製、
1992年に論文を発表した。

当時42歳、大阪大助手だった。

「分子の世界ては変わったことが起きるものだと感動した」
 続いて、ネックレスに薬剤を加え、ビーズに当たるシク
ロデキストリンを隣同士で結合させてから加熱してひもを
除去し、内径O・45ナノメートル(ナノは10億分の1)の分子チュー
ブを合成することにも成功、93年に論文にまとめた。

当時、世界最小のチューブだった。

この年、日本IBM科学賞を受賞。その後も学会賞など
に相次いて道ばれ、原田さんは94年に阪大助教授、98年に
同教授へと昇進していった。

 新材料の実用化も始まった。東京大のグループは、シロデキ
ストリンの分子ネックレスから、弾力性があり傷が付きにくい
塗料を開発。

2010年、携帯電話のコーティング材に採用された。「自
分の研究が基になり、便利で新しい製品ができるのを見る
のはうれしい」。携帯電話を手に、原田さんはほほ笑む。


以上。

このような技術が、開発されるのは、とても、嬉しい。
このような技術がもとで、開発される商品こそが、デフレで
行き詰まる日本の経済の突破口になると思うからだ。

従来の商品は、発展途上国の追い上げで、商品として、競争力
を急速に落としてきている。

世界の国のどこでも作り得ない新しい商品を開発する必要が
ある。

IBMが中国に身売りしたように、日本のパソコン・家電メーカー、
もしかして、いつの日か、IBMの二の舞にならんとも?

新技術の開発、嬉しい話だ。

それにしても、通常の経験則からは、理解しがたい話だ。

昔、パソコンで、〇や□が書けるのが、不思議でしようが
なかった。

もちろん、平行線がひけるのも、不思議でしようがなかった。
わたしたちは、白黒のパソコンで、パソコン生活をスタート
させたので、いまだに、どうして、パソコン上で、色が表現
できるのか納得できないところがある。

いずれにせよ、今までの経験上では、理解しがたい技術で
ないと、時代を生き抜くことはできないのは確かなのだろう。

選ばれし人々に、頑張ってもらうしかない。


赤ちゃんに触覚刺激大切

2012-03-26 06:28:43 | 科学

新聞に、あった記事である。


赤ちゃんに触覚刺激大切

 生まれて間もない赤ちゃんの手に振動を与えて
触覚を刺激すると、視覚と聴覚への刺激に比べ、脳
の広い範囲が活発に働くことを京都大のグループが
突き止め、23日発表した。触覚が脳の発達に大きな
役割を果たすと考えられるとしている。


京大発表脳の発達に影響大

 グループによると、胎児は手の指をくわえ、自分の
顔や体に触れるなど母胎で触覚による学習を始めている
とみられる。

 クループは島津製作所(京都市)と共同で、赤ちゃん
の頭部全体の脳活動を測れる機器を開発。

 眠っている赤ちゃんの触覚、聴覚、視覚をそれぞれ
刺激し、脳の活動状況を示す血液中の酸素濃度を計測
した。

すると、聴覚と視覚刺激ては脳の活動が一部たったのに
対し、触覚刺激ては、広い範囲で酸素濃度が高まってい
た。
  

以上。


大変、興味深い実験に思う。

やはり、わが子を頬ずりするど、愛おしく思う親の
心情は、子どもにとって、大切なのか。