「『中国の終わり』のはじまり」という
本にショックな内容があった。
以下、その抜粋である。
環境汚染が深刻化
もう1つ、経済成長によって深刻になっ
ているのが環境問題です。2008年の北京
オリンピックのときは、北京の大気汚染が
話題になりました。空気を吸うと危険だか
らと、了フソンを辞退した外国人選手もい
ました。だいたい一般観光客でも、中国に
は二度と行きたくないという人が多いです
ね。川も街も、どこも汚いから。
中国の環境汚染と食物汚染は、日本でも
大きな話題となっています。中国医学会の
発表では、改革開放当時の不妊率は2~3
パーセントでしたが、2005年の調査では1
億2000万組の夫婦のうち3000万組、つまり
25パーセントが不妊症だったという報告も
あります。
中国ですから数字加正確かどうかはわか
りませんが、環境や食物の汚染が深刻なの
は本当でしょう。これがひどくなると、
「中国はあと50年くらいで種の絶滅の危機
に直面する」と中国医学会が警告を発して
います。インターネット上での言論はもっ
と危機感が高く、「50年後というのは甘い。
20年後か30年後には、中国人の種の絶滅は
避けられない」という激論が飛び交ってい
ます。
以上。
そこで、「中国の不妊率」で、検索をして
みたら、いろいろと出てきた。
2012年12月5日、「30歳になるまでは子供
はいらないが、30歳を超えるとほしくて
もできない」。出産適齢期の多くのカップ
ルが現在、不妊症に悩まされている。
中国人口協会が発表した調査結果によると、
中国には不妊症患者が現在、4000万人以上
おり、うち出産適齢期の人が12.5%と20
年ほど前(約3%)に比べて約4倍になった。
中でも25~30歳の若者が最も多い。中国国
営の通信社・中国新聞社のウェブサイトが
報じた。
北京大学第三病院の院長を務める喬傑(チャ
オ・ジエ)生殖医学センター主任によると、
現在、多くの女性が仕事に打ち込み、結婚
や出産の時期を遅らせることで、体には疲
労が溜まり、実際に子供を作りたい時にな
ると、出産能力が明らかに落ちているとい
うことが多い。
■不妊の原因のほとんどが生活習慣の乱れ
■ストレスが原因で不妊症になる男性急増
夫婦8組に1組は不妊=精子バンク不足も深刻
―中国
障害児出生数、年に100万人前後―中国
<環境汚染>障害児の出生率が上昇、急速な
経済発展の代償か―中国
1日、中国では環境汚染を原因とする障害児
の出生率が高まっていると報じられ、急速な
経済発展の代償とも論じられている。障害児
の出生率が最も高いのは、炭鉱が多い山西省
だという。
50年後には人類滅亡!?過去60年間で精子数62%
下降の深刻さ―中国
2008年7月29日、「このような状態が続けば、50年
後には人類が絶滅危惧種になる」―中国衛生部中
日友好医院男性科主任医師で15年間精子レベルの
研究に従事している曹興午(ツァオ・シンウー)
教授は22日、健康情報誌「生命時報」のインタビ
ューを受けてこのように語った。
曹教授は最近の報告として、上海の精子バンクで
医学的検査の結果「健康」と判断された精子の持
ち主は提供者の約2割しかなく、北京にいたっては
わずか15%でしかなかったことを挙げ「事態は予
想以上に深刻」だと指摘。2003年のWHOの報告に
よると、1940年に全世界平均で1mlあたり1億1300
万個あった精子数が、03年には62%減少して平均
5000万個しかなかったという。
人間男性の精子数が世界規模で激減しているのは
明らかで、北京協和医院泌尿器外科主任の李宏軍
(リー・ホンジュン)医師も「10数年前には夫婦
100組のうち5組から8組が不妊症と診断されていた
が、ここ数年は10組以上。その原因も夫側に問題
があるケースがほとんど」と証言。
ストレスや飲酒、喫煙、環境ホルモン、サウナ、
電化製品の電磁波などがその原因としてあげられ
ているが、米国とインドの医師が行った最新の研
究では携帯電話の長時間使用が精子減少の大きな
要因であると報告されている。
以上。
いろいろ不妊情報があって、ただただ困惑する
ばかりである、絶句である。
非常に荒っぽいが、社会の高度化が不妊の原因と
あれば、不妊というのは、文明病か。
興味本位で検索したものの、ショッキングな内容
で、寒けがしてくる。