新聞等のマスコミで、興味深い記事があった。
磁気で浮く黒鉛板、光で回転=太陽光発電に
応用期待―移動させ荷物運びにも・青学大
時事通信 12月19日(水)19時45分配信
鉛筆の芯などに使われる黒鉛(グラファイト)が磁石に
反発する性質を利用し、小さな黒鉛の円盤をドーナツ形
永久磁石の上に浮かせ、端に光を当てて回転させること
に成功したと、青山学院大理工学部の阿部二朗教授と小林
真之研究員が19日発表した。
光が当たった部分は一時的に温度が上がり、反発力が弱ま
って下へ傾くため、回転運動につながる。
阿部教授は「将来は円盤を大きくし、太陽光や工場の
廃熱を使った発電を実現したい。
現在の太陽電池より材料が大幅に安く、耐久性がある」と
話している。
また、磁石を多数敷き詰めた上に黒鉛円盤を浮上させ、光
を当てて自由な方向に動かすことにも成功。
「原理的には黒鉛板の上に物を載せて運ぶことができる。
夢は人が乗って動くこと」という。
この技術は特許出願中で、論文は米化学会誌電子版に
掲載された。
実験に使ったのは、極低温に冷やす必要がある超伝導
磁石ではなく、常温で最も強い永久磁石であるネオジム
磁石。
黒鉛板は磁石のN極、S極のどちらにも反発する。
阿部教授らは、直径1センチ、厚さ0.025ミリ、重さ
約4ミリグラムの黒鉛円盤を作製。
S極のドーナツ形磁石の中心にN極磁石を入れ、その上
円盤を高さ0.59ミリに浮かせて端に青色レーザー光
当てた。
その結果、光が当たった部分が瞬時に約20度から約
40度に上がり、反発力が弱まって浮上高が0.015ミリ
程度低下。
回転して光が当たらなくなると元の高さに戻ることを繰り
返した。
屋外で太陽光をレンズを使って端に当てる実験で
毎分200回転以上の高速で回った。発電に応用する際は、円盤
の回転軸と端に電線を接触させて結び、電磁気学の「単極
誘導」の原理で電気を起こす方法が有力という。
以上。
このようなニュースは、大変嬉しい。
今までに無かった産業が生まれる可能性があるからだ。
阿部政権が誕生し、経済の活性化などと言っているし、
テレビでは、土木事業の話が出てきたりしているが、はっきり
言って、従来からある産業にてこ入れをしても、真の経済の
活性化にはつながらない。
世界中のどの国でもやっているような仕事では、いくらあがい
ても、開発途上国には勝てないからだ。
今回の技術とか、また個人的には藻から油を作る技術とか、
を利用し、世界のどこにもない新しい産業を国策で生み出さ
なければ真の経済の活性化には、つながらない。
どうせなら、放射能を無害化する技術、放射能から新たなる
エネルギーを生み出す技術を開発してくれたら、真の経済の
活性化につながるはずだ。
それこそ、世界のどこにもない技術だからだ。
誰から、挑戦してくれないかな