かなり昔のことである。
安物のPC用スピーカーを買ったことがある。
しかし、これは、「安物買いの銭失い」いであっ
た。
あまりにも、チープな音にがっかりしたのだ。
それ以来、PC用スピーカーに、興味を失って
いたが、波動スピーカーというのが、テレビ
で取り上げられ、その波動スピーカーを調べ
ているうちに、PC用のスピーカーに興味がわ
きだした。
かなり、乗り気になっていたが、試聴してみ
たら、スピーカーが横向いているのが音の指
向性を殺していて、マスキングになり、音楽
が何をいいたいのかボケテしまい、苛立って
しまった。
ということで、この波動スピーカーは、期待
していたわりには、あっけなくパスすること
になった。
そうこうするうちに、幸運なことに、特選街
の特集に、PC用のスピーカーの記事が掲載さ
れていた。
これは、本当に幸運だった。
そこで、MM-1のスピーカーを見つけることに
なった。
ネット上の評価をいろいろと探し出し、確か
めてみて、好感が持て、このスピーカーを試
してみることにした。
結局、その後、いろいろとあったのだが、ア
ッブルストアで購入することになり、先週の
16日、土曜日のこと、病院から帰宅して、
一息ついていたら、Bowers & Wilkins
MM-1のスピーカーが宅配で届いた。
このスピーカーについて、紹介すると、

サイズおよび重量
- 奥行: 3.9 in./100 mm
- 高さ: 6.7 in./170 mm
- 幅: 3.9 in./100 mm
- 重量: 1.87 lb./0.85 kg per speaker
アンプ出力は18W×4ch。再生周波数帯域は
38Hz~22kHz。
聞いた感じ、全体として、品の良い音である。
少し、引きすぎるかなという感じがしないわ
けでもないが、長時間聴いていられる音質で
はと思っている。
エリエールの除菌ペーパーの丸いケース
ほどの大きさしかないのに、そのサイズから
想像できない低音が鳴り出すのは、びっくり
である。
ネットの紹介では、
サブ・ウーファーは不要のハイ・パフォーマ
ンス2ウェイ・スピーカー。USBストリーミン
グで最高品質のサウンド。
最新のコンピュータ・ハードウェアにマッチ
したスタイリッシュなデザインです。
- 800シリーズ・スピーカー開発チームが
設計した本格的なハイファイ・スピーカ
ーです。
以上となっている。
実は、オーディオセットは退職後、暫くして
購入している。これで、四度目のことである。
隣のスーパーのオーディオコーナーが盛り上
がっていた時に、なんとはなし、聴きこんで
いる時に、気にいったのが見つかって購入し
た。音のイメージが二度目に買ったシステム
に似ている気がした。
下は、その時のリストである。
DENON
スーパーオーディオCDプレーヤー
DCD-1650AE
Marantz
Model PM6100SA
Integrated Amplifier
BOSE
ダイレクト/リフレティングスピーカー
システム
以上が、その時に、購入した機材である。
その時に、CDプレーヤー、アンプ、スピーカ
ーをいろんなメーカーを組み合わせてみて、
自分の納得いく響きが得られるのか、確かめ
てみた。いろいろと試行錯誤して、この組み
合わせに、落ち着いた。
今でも覚えているのだが、その時に、不思議
に思ったことがあった。
マランツのアンプで、この上位機種というの
と聴き比べてみたのだが、カタログ上は、上
位機種の方が優れているのだが、音楽を聴い
た時に不自然に聴こえるのである。音の立ち
上がりが良すぎて機械的に感じてしまうので
ある。
一言で言えば、音の立ち上がりが、美妙に遅
い方が音楽的に聴こえるのである。
そこで、結局マランツのアンプは、中位機種
の「Model PM6100SA」に確定することにした。
この機材に落ち着いた理由は、この組合せで
流れてくる音が、歌って聞こえたからである。
ボーカルもそうであるが、弦楽器の中低音が
それこそ、歌っているかのように気持ちが良
かった。
CDプレーヤーも違うものにしたら、駄目であ
る。
そして、スピーカーも違うものしたら、やはり
駄目で、とにかく、これらの機材がセットでな
いと自分の好みの音楽が流れない。
しかし、あまりにも説得力がありすぎて、悲し
いかな年をとったせいで、長時間聴くのに、
耐えられなくなり、このステレオで音楽を聴く
のは疎遠になってしまった。
で、以来これまで、安物のヘッドフォーンで、
音楽を聴いていたのだが、どういうわけか、体
全体で音楽を浴びたくなった。
それ以来、結構な時間を経ることになったが、
MM-1のスピーカーを見つけることになった。
昔買った安物のPC用のスピーカーから、とんで
もないくらい時代は、進歩したようだ。
- 奥行: 3.9 in./100 mm
- 高さ: 6.7 in./170 mm
- 幅: 3.9 in./100 mm
- 重量: 1.87 lb./0.85 kg per speaker
こんな小さいサイズで、今まで四度買い換え
たステレオセットが太刀打ちできない音をだ
してくれる。
オーディオに興味を持つ人間にとって、こん
なにもいい時代がやってくるとは。
わたしは、18歳で上京した時に、父親にオン
キョウの真空管アンプのコンパクトステレオを
買ってもらった。
CONCERT JUNIOR st-55である。

それまで、わたしの日常には、ステレオなん
てなく、そのステレオで、FM東海の音楽番組
を嬉々として、聴いていた。
FMの音の綺麗さに、衝撃を受けた記憶が今も
強烈に残っている。試験的ではあったが、FM
放送の開始に出会ったのは、幸運だった。
無料で、多種多様なジャンルの音楽を聴く
機会を得ることができた。
わたしと同じ経験をしたことがある方なら、
あの頃の深夜に流れた「ジェット・ストリー
ム」を思いだすのではなかろうか。
しかし、あのステレオのハムの音には、若干の
苛立ちがいつもあった。
あの苛立ちから、40年経った。
今、コンピューターを通して、当時からすれば、
完璧な音を聴くようになった。
レコードの溝をトレースする音、スクラッチノイ
ズ、トランジスターのホワイトノイズ等々、みん
な遠い過去の話になった。
今や、ネットを通して、ハイレゾとかいうCD以上
の音質を堪能できる時代になろうとしている。
なんという時代になったのだろう。
本当に信じられない時代になった。
わたしたちは、中学の頃、手回しのゼンマイの
ついた電蓄で、フォークダンスを踊っていたのだ
から。