12月12日朝。 呼んでも反応が弱い。目も半分閉じて虚ろで昏々と眠っていて
とても朝食を摂れるような状況ではない。そのまま寝かせておいたが、少し長すぎると
血圧を計ると上65下44と異常に低い → 焦った
(今日は介護士としての)Fさんから「慌てるな! 落ち着け!」とメールのフォローで病院へ
CT、MRI、X-ray、血液検査では特別な問題は無かった・・・が、しかし、誤嚥性ではないが
肺炎一歩手前の感染症の所見が出て再び緊急入院することになった。
日々の介護に疲れていて、しばしば乱暴な言葉や接触をしてしまい、今回のことの誘因に
なったとの自責の思いが拭えずにいると、「嘆いても始まらないよッ」と言われ気を取り直す。
仕事としての“介護”でも「イイ加減にしてッ」っと思うことがあるそうで、ごく自然の感情だから
そのことに捉われるなと言われる。 主治医の女医も「病院で預かるから息抜きしなさい」と
二日前の「本宮山」岩場で、ストックの先端を失くしたのも気持ちが凹む一因だったが
Fさんが「今から探しに行くか」と方向転換して「本宮山」に登りに出かけた。
「国見岩」の岩壁を這い上がり探したが、結局、見付けられずにそのまま踏み跡も目印も薄い
急斜面をズリ下りる暴挙?の下山開始。
時々ルートらしき赤テープがあるが、直ぐに怪しげに沢を下る道なき道を下って麓を目指す。
無事に麓まで下りて、正規の登山道を歩く頃は気持ちが軽くなって
鮮やかな千両の赤にも目が行く“ゆとり”が出来た。
慌ただしかったが、縮んだ気持ちが膨らんで一日が終わった。
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