毎年恒例の「夏山合宿」。
今年は7/23・24の一泊二日で北アルプス・笠ヶ岳に登って来た。
計画時から「半端じゃないよ」って聞かされていたので、早めの午前4時半に出発した。
22日の夜中に着いたテント場は既に満杯で、止む無く3時間の車中泊。 寝不足が気になったが
ボッカ訓練でも案じていた1名が体調不良で脱落(バスと電車で帰宅して貰った)
名にしおう急登に加えて、段差のあるガラガラ石を登るのは、息が切れ足の筋肉が引き攣る。
言葉も途絶えて疲労が身体中を覆い、10分の休憩中も睡魔に引き込まれてしまう。
昼近くなっても山はガスったままで、ただただ霧の中を懸命に登るのみ。
それにしても目的の笠ヶ岳小屋には何時になったら着くのか?
ガイド地図では1時間の稜線歩きも、遠い遠い・・
11時間かかってようやく小屋に到着。 午後3時半・・・よく歩いたもんだ。
この日は美味しい小屋食とビールで、明日の天候に期待して早々に就寝。
日付が変わった午前4時30分・・・素晴らしい
槍ヶ岳が、穂高がシルエットになって浮かぶ。
雲が湧いて輝く一時は3,000m級の高山ならではの醍醐味です。
午前4時50分・・・陽が昇って来た。
朝食前に、小屋から20分の笠ヶ岳頂上に登る。
360度の大パノラマは最高デス
名残りの尽きない笠ヶ岳の感動を後に、山を下ります。
朝食を済ませて、昨日来た長い長い道を下ります。6時40分下山開始。
振り返ると笠ヶ岳頂上が・・・。長かった笠ヶ岳までの行程もまた楽しからずやの絶景です。
脚 (膝腱) を痛めてまともな歩行が出来なくなってしまい、下山できるかどうかマジで心配になる。
仲間の気遣いで、超ゆっくりペースでストックに頼って一歩一歩、休み休みで何とか頑張る。
30分毎の休憩で通常コースタイムの2倍を要したが、沢山の花にも癒されて3時50分無事に下山出来た。
仲間に支えて貰って味わった笠ヶ岳の友情と感動は、忘れられない想い出になった。
仲間のみんなにありがとう 「感謝」。