後期高齢者1と2と3と

後期高齢者に組み込まれて運転免許試験も認知症検査付き
せめてgooブログで脳トレに励むことに・・・

犬も歩けば・・・・救われる

2012年11月27日 | Weblog

11月25日:三重県鈴鹿市にある入道ヶ岳(960m)に登った。
鈴鹿セブンマウンテンの1つに数えられていて、その中では登りやすい山 と聞いていた。

登山道入り口に、変わった立札があり「はて、野犬に注意とは妙なことが・・・」
普通は「クマに注意だろ??」と気にもせず、落ち葉を敷き詰めた登山道に入る。

山頂付近は、なだらかな笹原が広がり汗もかかずにラクラクと登れて
景色も360度の大パノラマが広がって気持ちが良かった。

   「椿大神社・奥ノ院」の鳥居が建つ頂上

   360度のパノラマが楽しめる頂上

戻りは、頂上で右に向きを変えて半円を描くようにして山を下る滝ケ谷コースを取る。
単調な登りと違って、ロープや鎖を頼りに下りる沢沿いのワクワクコースだ。

このコースは、崩れ落ちた大岩や根こそぎの木々が散乱していて、登ってくる人に出会うことも無く
荒れたままの感じがする・・・・最初の鎖場を過ぎた所で道が無くなっていた。

     崩落で登山道が途切れた
 

崩れた斜面をよじ登って再び正規コースに戻ったが、鹿の頭蓋骨が転がっている薄暗い樹林帯の中
ちょっと緊張気味になっている時、一匹の犬が鎖場を下りて来るのが見えた。
   野犬かも・・

尾っぽを振って近づいて来て、とても大人しくしている・・・首輪も鈴も付いて主人とはぐれた飼い犬と分る。
しかも道を先導して距離が開くと座して待つ事を繰り返す・・・「ここから連れて帰って」と訴えている様子。

   明らかに飼い犬と分り麓まで連れて帰ることに・・・

しばらく歩くと二つ目の大きな崩落現場に出た・・・犬を連れては進めそうにもない

犬を抱いてロープ片手に急斜面をズリ落ちるようにして沢に降りる・・・・でも次は登るのがやっとの
急斜面を這い上がらないと道には戻れない 人はロープを張って登ったが犬は到底登れず
「置いて行こう」と云うことになった。 しかし沢の中に置き去りにされると分って、アッチコッチを
探し回る犬を見ては山を下りる気になれず、一人引き返して沢に降りる。

見かねたメンバーが応援に戻って呉れて、下から犬を抱え上げ道の上まで引き上げてくれた。

麓に近付いた頃、犬の様子が一変して辺りを嗅ぎまわりながら遠去って行くと、間もなく
猟銃を肩に二匹の猟犬を連れた迷彩服の男性が登ってきて、探していたのだと言う。

連れていた猟犬は迷い犬の親だそうで、体をぶつけ合って喜ぶ光景に「よかった」と思えて
帰途に寄った湯の山温泉「グリーンホテル」の風呂とコーヒーで一層気持ちが楽になった。

そして58個目の記念の“石ころ”も忘れず拾ってきて無事帰宅を伝えた。



 

コメント
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