6月8日:
加入している山のメンバーから誘いがあって、飛騨の「籾糠山(もみぬかやま)1744m」に登ってきた。
この山は合掌造りで世界遺産になった白川郷や萩町の集落を見下ろすことが出来る一方で
高層湿原の花の観察も出来る人気の山だそうで、誘って頂いたYさんとYMさんも無類の花好きなオバサマでした。
・・・ただ、そう云う山だということが分かったのは現地に着いてからのことで、「飛騨の山に登る」とだけ聞いて
「ハイ行きます」って返事をして朝の5時に家を出て出掛けて行った。
“山”と云うよりハイキングコースを歩く感じで、高所ゆえに雪も残っていて広がる緑が素晴らしい。
500円払って入山するとミズバショウやニリンソウ、サンカヨウなどが群性する湿原に出合う
オバサマ二人は時間の経過を忘れて写真撮影と名前の確認に励む。
・・・が、庭に咲く花の名前もわからない自分にはしばしの休憩時間となる。
萩町の合掌造り集落
籾糠山登山口に至る天生峠(あもうとうげ)から北アルプスを望む
籾糠山の残雪を進む
突然変異で出来るらしい珍しい緑色のニリンソウ(通常は99.9%が純白の花)
山には高く険しい山や体力勝負で登る山もあれば、気持ちが和む里の低山もある。
誘って貰い、知らなかった人と山に出会えたことが「今日を生きて明日に生きる」になる。
今回、来てよかったなぁ~と思えたことは、30年前と16年前に二人で訪ねた合掌造りの郷を
懐かしく眺められたこと・・・・・・そして嬉しくもあり寂しくもあったが、また一つ人の輪がつながった。
誘ってくれてありがとう。