Fさん:中央アルプス・烏帽子岳と北アルプス・錫丈岳に登ってくるヨ。
「それように靴を新調したので足慣らしにチョっと歩きたい」。
自分:・・・・・ (錫杖岳って・・・・あの“点の記”のしゃくじょうだけかよッ)
(一級の登山者でも険しい岩山で、先週も滑落死が・・・・・・・)
(クラブメンバーのサポートがあるからイイとは思うが・・・・・・)
と言うことで「西蔵」で「モンベル」の“靴慣らし”をすることに
本宮山から尾根伝いの「西蔵」は482mと低いが、麓から登ると意外とキツイ
山が小さい分、懐が浅いから登山口からいきなり頂上目指して真っ直ぐに登る
いわゆる「直登」 である。 そして当然ながら勾配のキツイ「急登」でもある。
「やっぱり本格登山靴は重いなァ」とFさん。
入会したクラブで覚えた“プロの結び方”で靴紐を結ぶと、一歩一歩確かめながら
休みなしで1時間程で登り切った。
持参の熱いコーヒーを飲んで、さて「戻ろうか」と今来た急な尾根道をトントン下る
が・・・やっぱりと云うかまたしても下山道を間違えてしまった。
Fさん:「こっちじゃないの 」
自分:「登って来たのはこの先だと思う」・・・と右に
その先は倒木で行き止まりになっていた。ご丁寧にも、もう一度戻ってここを往復したが
結局はFさんが最初に言った左側に下りて正解だった。
当然Fさんはムッ ・・・・・・・かと思ったら「とにかく早く戻りたい」と言いたげな顔
足が痛い 靴が合わない
靴が合っていないと(殊に下りでは)中で足先が滑って踵や小指が擦れてしまう。
本格登山靴は、トレッキング用と違って剛性の高い作りになっているから一度や二度の
“靴慣らし”では、そう簡単に馴染んでくれない。
今回のアルプス登山には「履かない方がイイよ」って伝えたが、実は自分も
「キャラバン」の本格登山靴に新調して今日で二度目だが、一回目よりフィット感がある。
Fさんも出掛けるまでにもう一度“靴慣らし”が出来たらベターなのだが・・・
それよりも何よりも、 Fさん
烏帽子岳も錫丈岳も冬の気温で険しい山だから無事のお戻りを・・・・・。