奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

(仮称)数寄屋の彩と趣を愉しむ和モダンの平屋新築工事・設計デザインの趣をリアル化していく部材・建材の採用検討打ち合わせと具体化の途中、建物の工事も基礎工事が進みつつ。

2022年04月19日 | (仮称)数寄屋の彩と趣を愉しむ和モダンの平屋

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる。

※外観デザイン設計提案時のイメージパースCG

 

(仮称)数寄屋の彩と趣を愉しむ和モダンの平屋新築工事

 

住まい手さん Mさま

設計・監理 やまぐち建築設計氏室 建築家・山口哲央

施工 直営

 

工事の進行に合わせて

仕様の再打ち合わせ等、

工事の具体的な範囲を調整中のところですが

窓と同じ役目を持つ建材「ガラスブロック」。

※建材メーカー商品・ガラスブロック詳細採用の打ち合わせ

 

今回の計画ではポイントになる部分や

過ごし方の意味をカタチにする場合に

採用し価値を高める場所に

提案・採用していますがその具体化のプロセス。

 

ガラスブロックとは、

文字通りですが、

中が空洞になった

分厚いガラスのブロックのこと。

 

ガラスブロックを活用することで、

柔らかな光を

部屋いっぱいに「障子」のように

拡散させながら取り込めます。

 

しかし、魅力はそれだけではありません。

 

ガラスブロックの魅力、

様々な利用場面、

そして反対にデメリットについても。

 

光を取り込み

開放感を演出する、

ガラスブロックの魅力は「光」です。

 

素材がガラスのため、

外からの光を取り入れて

開放感を演出できます。

 

光を取り込むだけであれば、

窓ガラスでも十分ですが、

ガラスブロックは光が屈折するため、

柔らかな光になる点がとても魅力的。

 

セキュリティ対策。

こちらも窓ガラスと比較して

考えるとわかりやすいところ。

 

窓ガラスだと、

家の中が丸見えになってしまうのが

難点ですよね。

 

ガラスブロックは、

光を透過しつつ

内外から見えにくい構造

となっていることが特徴です。

 

例えば、カーテン類を開けてしまえば、

外から簡単に家の中が

見られてしまいます。

 

設置する位置関係にもよりますが・・・・・。

 

しかし、

ガラスブロックの場合には、

中の様子がはっきりと分からないので、

セキュリティ面で

安心だとも言えます。

 

ガラスブロックは、

「ガラスだから割れやすそう…」と

耐久性に不安を抱く方も

いるかもしれません。

 

しかしガラスブロックは

分厚い二枚のガラスで出来ているため、

とても頑丈です。

 

個々のガラスブロックをつなぐ、

目地に入っている鉄筋が

さらに強度を増しているため、

外からの侵入を防ぐ事もメリット。

 

そしてガラスブロック内部は、

ほぼ真空となっているため、

遮音性や断熱性、耐火性にも優れています。

 

こうした特徴があることで、

交通量が多い道路に面した部屋でも、

騒音が伝わりにくくなります。

 

さらには、熱も伝わりにくいため、

気温差による結露も起こりにくいです。

 

一般的に、ガラスブロックを設置するとなると、

「壁に埋め込む」ことが考えられます。

 

しかし、壁に設置する以外にも、

次のような有効な使い方もあります。

 

防火対策でキッチンの壁に

取り入れる・・・・・。

 

室内窓に施工し、

インテリアとして楽しむ

目隠しとして浴室やトイレに設置する

明るさを取り入れつつ

セキュリティも重視する

玄関に取り入れる。

 

このように、家の雰囲気や

住む人のライフスタイルに合わせて、

自由に活用できるのが、

ガラスブロックの魅力です。

 

ここで挙げた以外にも、

多くの場面で

メリットを活用すると

暮らしも上質に変化しますよ。

 

だけどデメリットについても。

 

ガラスブロックは、

重量が重く、

建築時においても

多少の技術が求められます。

 

材料そのものの

費用もかかってしまうことから、

導入を検討している方は、

そういった「デメリット」もあることを

頭に入れておいてください。

 

家自体に高い強度が必要となる事。

建築コストがかかってしまうという事。

全ての業者が対応可能

というわけではないという事。

 

メリットとデメリットを比較して、

どこまで妥協ができるのか、

どう調整することができるのか

考えることが必要です。

 

そういった面を踏まえながら

採用の質疑回答を打ち合わせしながら

現場の様子も・・・・・。

※建物を支える基礎工事・鉄筋工事

 

土地造成工事後の

基礎工事の段階ですが、

生コンクリートの中に隠れる

鉄筋を組み上げてるところ。

※建物を支える基礎工事・鉄筋工事

 

鉄筋は「引っ張り」に耐え

コンクリートは「圧縮」に耐えます。

※建物を支える基礎工事・鉄筋工事

 

それぞれを補う

建物基礎の構造要素。

 

順次現場もカタチづくりが

進みながら「エリア」も

リアル化されていくように。

 

その「カタチ」は

またの機会に続きを。

 

住宅計画での思考の範囲は

家の事を考えるよりも

暮らし全体に意識を向けて。

 

ご相談、面談のご希望は

ホームページ「お問い合わせ」から。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線の提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office

 

 

 


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