奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

壁の厚みを利用するニッチのある暮らしと間取り、生活の基準を整理整頓しながら住みやすさの利用価値を考えた壁際の付加価値と提案構成にも色々なデザインと設計の工夫があります。

2024年08月21日 | 家 住まい 間取り プラン

スイッチ ニッチを

暮らし方にあわせて考えてみるという事。

※二階LDK・アイランドキッチン横通路壁にデザインしたスイッチ・リモコン用ニッチ

 

どうしてもスペースを取ってしまう

ドアホンモニター

その近くに配置しやすいスイッチ。

そのような部分に「スイッチ ニッチ」を

設けたくなる人も多いかと思います。

※二階LDK・アイランドキッチン横通路壁にデザインしたスイッチ・リモコン用ニッチ

 

ドアホンモニターや

給湯器リモコン

第一種熱交換換気システムリモコン

照明スイッチ、コンセント等

壁に取り付けるスイッチやリモコン類も

様々あるかと思います。

 

例えばですが、

通路の部分に対して

ドアホンモニターが

一番出っ張ってしまうので

身体に当たったりするのを

気にされる方は

壁の厚みを活用した

「ニッチ」を検討してみるのも

良いかもしれません。

※LDK・リビング階段下ワークコ-ナー壁に設けたスイッチ・リモコン用ニッチ

 

壁をくりぬいて、

壁の中にスイッチ群を引っ込めて

配置することができます。

※LDK・リビング階段下ワークコ-ナー壁に設けたスイッチ・リモコン用ニッチ

 

この時に注意したいところは、

ニッチの下部分は、

板を配置すること。

 

二ッチにしても、

埃は溜まりやすいので、

雑巾などでサッとふき取るためには

下端部分は板(カウンター材)を

配置して水拭きを行いやすい計画に

することがおススメです。

 

そして内部に配置するスイッチや

モニター類は

商品メーカーや用途が異なれば

サイズがバラバラなので、

何に基準を合わせるかが

難しいところです。

どの高さにどのスイッチ・モニターを

配置するべきか?。

しっかりと決めておくことが大切です。

 

 

※玄関から続く廊下に設けた暮らしの備品置場となるニッチ(鍵・印鑑・飾り棚)

 

その他にも外出時に持ち歩く、

「鍵」などもフックで

引っ掛けておきたい場合など

壁にフックが取り付けられるように

壁部分に下地を設けておくなど

事前に打合せをしながら、

「使い方」を計画することがおススメです。

 

「どうやって暮らすか」、

「どうやって使うか」を

打合せで一生懸命イメージするのは、

少々大変ですが、

ここは、しっかりと考えておかないと、

ただ、「スイッチ ニッチが欲しい!」だけだと、

デザインだけで、

壁からの出っ張りが少なくなっていい感じ。

それだけになってしまいがちです。

 

せっかく計画するのですから、

もう一息、「こうしたいかな。」、

「こんな風にすると、使いやすいかな」という

プラスアルファを加えてあげると、

「思い入れ」や、「こういう使い方ができるんだ」という

実用性を兼ね備えたデザインが完成します。

 

使いやすいという事は

日常生活にとって本当に大切。

 

皆さんも色々な経験があると思います。

デザインは良いけど使いにくいという逆効果。

そうならない為に

実用性とデザイン性を

兼ね備えた暮らしの空間への

アクセントとなるように。

 

勿論、設計する側からも

ご提案しますが、

ここは暮しに対する優位性であったり

家事の負担軽減であったり

毎日の暮らしやすさに繋がるように

日常を詰め込めるポイントですので

ぜひ一緒に考えてみませんか?。

 

毎日の暮らしに程よいご提案という

暮らしのデザイン。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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■やまぐち建築設計室■
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和のエッセンスをモダンに取り込みながら暮らしの質感と住まい手さんにとって大切な価値観を包括する暮らしの空間デザインと暮らし方の質提案、居心地の持つ意味を和から考える。

2024年08月21日 | 和モダン 思想

光と陰翳、素材と背景、

光がうつろう陰影が美しい空間。

※単純な移動空間としての縁側・広縁ではなくて寛ぐ空間としての提案に施した和モダンの意識

 

自然の素材などが持つ

魅力を生かすという事。

 

敷地にはその場所にしかない

環境や背景があります。

勿論暮らし方という「価値観」の存在も。

※光壁のようなイメージで設計を施した越前和紙を使った障子の提案

 

※光壁のようなイメージで設計を施した越前和紙を使った障子の提案

 

それらを読み込み

光、風、緑などの力を借りて

その場所にふさわしく

住まい手さんや家族にとって

有意義であり

豊かな建築や空間であること。

 

時を経ても

素直な美しさが

そこにあるような本質的な空間の存在は

大切だと考えています。

 

障子という存在やそれらを表現するような

素材や材料の吟味は

和に繋がる「よろこび」が

価値観によって大きく左右されます。

 

暮らしの価値観を考えるという時間を

どれだけ丁寧に考えるべきなのか?。

 

家造りと暮らしを考えるうえで

大切なプロセスだと思います。

 

丁寧な暮らしから生まれる空間の存在と

そこに「住む」ことで生まれる

意識のデザインという存在。

 

居場所で気持ちも行動も

勿論「考え方」も変化しますから。

 

そういった「質」を皆さんは

家造りのなかでどのように

考えますか?。

 

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