奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

現場での内側の表情をつくり出す作業・・・・内装工事で空間を彩るように、繊細な表情を。

2014年01月23日 | (仮称)もてなしの家・和のエスプリ

現場では内装の作業も進んでいます・・・・・・。

(仮称)もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家新築工事の現場。

 

玄関を入ってすぐのホール。

逆に空間が広い事による「フォーカルポイント」をつくっていますよ。

正面には奥行きのある「飾り棚」を設けています。

その部分で、「ある使い方」をするために・・・・・・。

 

 

和紙の最終的な「貼り方」の決断もデザインの要素。

一枚一枚がその表情で「模様」となり浮かび上がるので・・・・・・。 

 

住まい内側での表情をデザインした部分。

設計当初の内容をさらに定例打ち合わせで細部まで調整して、

「想いのある場所」で語る事ができるように・・・・・・。

 

 

「和紙クロス」を使っています。

一般的なクロス(壁紙)とは異なり、

ロールではなくて紙すきをした状態と同じで、一枚一枚・・・・・・その小さな

94センチ×64センチのサイズで。

 

 

その貼る部分も1センチの重ねる部分・・・・重ね代を設け、

それがまた「パターン」としての模様となるのです。

タイル貼りやブロック積みのような模様のデザイン・・・・・。

 

そしてそれが浮かび上がる事によって生まれるイメージ。

朱色だから感じる和の感性の部分・・・・・。

内装の職人さんも二人掛りで取り扱っていきます、この「和紙クロス」については・・・・・・。

天井の折り上げている部分・・・その天井も異なった和紙で、

建築的に仕込んでいる照明器具の灯かりにより、

その繊細な部分が浮かび上がるように・・・・・・。

 

気持に語りかけるように・・・・・・。

灯りの当たり方と見る向きで表情を変える和紙のクロス・・・・・壁紙。

 

 

周囲はまだ珪藻土を塗り仕上げるための、準備の下地で真っ白の状態。

これにまた・・・・・表情を細工して色のついて・・・・全体で表情をつくりだしますよ。

空間全体での要素でデザインです。

 

心の居所も、その表現と表情でかわりますよ。

和のエスプリの部分。

 

 

 

 

 

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