森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

転送

2005-07-13 16:24:14 | 出版後の反響
午前中、洋泉社から注文した『森コロ』が宅配便で届く。そのうちの幾冊かを、別の箱に詰め替えて、すぐに宅配便に持っていく。転送である。
考えてみたら、郵送費を無駄に使っていると言えなくもないが、全部出版社から直送させるのは逆に手間暇かかるしなあ。

そう言えば、アマゾンで本を注文して、それも宅配便で届いた。今では本代が1500円以上なら送料がいらないから、注文しやすくなった。重い本を自分で持って帰ることもない。
だいたい私の買いたい本は、生駒の小さな書店で扱っていないものが多く(拙著と同じ)、大阪の巨大書店で何冊かまとめ買いして、重い目をして持ち帰ることになる。オンライン書店だとその負担もないわけである。 書店が衰亡するわけだなあ、と思う。『森コロ』もオンラインで購入した人も多いのではないか。

たまにインターネット検索をしてみると、『だれが日本の「森」を殺すのか』でヒットするのは今では400件を越すようになった。しかし、ほとんどがオンライン書店のものである。
1冊2冊の本を宅配するということは、エネルギー消費も多いだろう。環境のことを考えたら、望ましいとは言えない。しかし、これも日本の書籍流通のていたらくがもたらした現象である。もし身近な書店でも客注で数日以内で手に入るシステムを築いておけば、オンライン書店の興隆は今ほどなかったはずである。 『森コロ』を通じて、『本コロ』(『だれが「本」を殺すのか』)の世界をかいま見る。

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