久しぶりに「幻の写真・図」の紹介。
これは、川上村大滝の土倉邸跡に、わずかに残る土塀。かなり傷んでいるのが見てとれる。もちろん土倉邸自体も今はない。そこは一部が郵便局や駐在所になっているが、ほとんどは空き地で、そこに礎石が残るだけだ。
土倉庄三郎の全盛期は、ここに新島襄はもちろん、板垣退助や井上馨、山県有朋など明治の元勲が通ったと伝えられる。そのよすがを、崩れかけた土塀から感じられるだろうか。
これは、川上村大滝の土倉邸跡に、わずかに残る土塀。かなり傷んでいるのが見てとれる。もちろん土倉邸自体も今はない。そこは一部が郵便局や駐在所になっているが、ほとんどは空き地で、そこに礎石が残るだけだ。
土倉庄三郎の全盛期は、ここに新島襄はもちろん、板垣退助や井上馨、山県有朋など明治の元勲が通ったと伝えられる。そのよすがを、崩れかけた土塀から感じられるだろうか。
でも確かにここにあったのだと、感じるのはとても素敵だと思います。
過去と切り離された「いま」だけが、何もかも置き去りにして
駆けてしまっているような都会にいると、ちょっと立ち止まりたくなるときがあります。
そこで紡がれたであろう人々の営みに思いを馳せ、同時に姿を消した今を振り返るとき。そして自然が時間とともに人の気配を覆い隠さんと圧倒的な力を披露するとき。