「島へ。」という隔月刊の雑誌がある。
現在発売中の3月号に、記事を書いた。森とも林業とも関係ないが、このブログで紹介したことのある五島列島の黄島についてだ。よければ見てほしいが、それ以上に注目してほしいのは、この雑誌そのものだ。
一見、「島旅」の観光案内雑誌のように見える。実際、そんな記事もある。が、編集長によると違うのだそうだ。この雑誌は、島の情報を扱い、島おこしを応援する雑誌をめざして発刊されたという。
実際、今号の特集も、「ステキな島家探し」であり、「島の求人と不動産」を扱っている。島への移住者を増やそうという、田舎暮らしの中でも島暮らしを提唱しているわけだ。だからネットも通じて、島の特産物も扱う。視点は、極めて島側にある。
それなら「村へ。」という雑誌も作れないかな、と考えてしまった。全国の村を結ぶ情報誌である。平成の大合併を通じて、568あった村も、今や198に減った。おそらく、今後は強制合併もあるだろうから、もっと減るだろう。
その貴重な村をつなぐネットワークがあってもよい。村であることに稀少価値が生まれる可能性だってある。今でも政治レベルの全国村ナントカ連絡協議会はあるかもしれないが、それではダメなんで、一般読者、つまり市民の村ファンを取り込まないといけない。民間主導の、村の外部からの村おこし応援である。
でも「島へ。」も経営は、厳しいそうだからなあ。苦戦覚悟で発行を続けるという。
「村へ。」も覚悟がいる。
2月4日(日) 21:00~22:00
NHKスペシャル・プラネットアース(10)
▽世界最大・最古の老木
▽17年に1度・森のスペクタクル
▽赤ちゃん樹上ダイブ
ただ、行政単位としては消えても、村落共同体としてのムラは、一気に減ったわけではなく、それも含めないと、話題が少なすぎという感触です。農村系だと、現代農業別冊がそれなりに「村ファン」を引き寄せている気がします。あとは、この時代だと雑誌よりもネット上でつながっている稀少なファン層を刺激する情報発信をするのがポイントですかね。やはり。
ところで、プラネットアース、見ましたよ(^o^)。
そして拙著、購入ありがとうございます。
島の市町村数ですか。これは難しい。そんな統計見たことありませんね。とくに合併して、随分変動したでしょう。
私も昔は、島旅ライターだってのですよ。