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森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

JALグループのキャビンアテンダント

2009-11-02 10:30:43 | ドーデモ体験談

また、意味ありげなタイトルをつけてしまった(^^;)。シリーズ化するか。

出雲に行ってきた。飛行機である。伊丹-出雲間は、JALグループの日本エアコミューター(JAC)しか就航していない。機体は、SAAB340。乗員36人のプロペラ小型機である。乗り込むのも、滑走エプロンを歩いて機体に近づき、簡単な階段を昇る。

「小型機だから、常に満席。JALが経営危機でも、路線撤退はないだろう」とは、島根で聞いた話。
そうだよな、日航の経営危機は深刻で、ほとんど倒産状態だから赤字路線からの撤退を次々と決めている。しかし、大阪-島根の空路がなくなると困る。島根は岩見空港も抱えているが……。

もっとも私は、あまりJALに好感を持っていなかった。どちらかというとANAを選ぶことが多い。事故が多いとか備品がどうだという問題ではなく、会社の体質にイマイチ違和感を持っていたからだ。

さて、この路線の小型機に乗務するキャビンアテンダント(CA)は、一人である。

復路は、非常口のあるもっとも先頭の座席となった。おかげでCAが目の前で見られる(^o^)。

機体の扉の開け閉めも、CAの仕事だった。それも電動ではなく、まず彼女の座席を横にスライドさせ、地上に立てかけてある階段を力任せにグイっと持ち上げて機内に収納する。それを扉横にスライドさせ、これまた手動で扉を閉める。そしてハンドルを回してロックする。

そうした一連の動作を華奢なCAさんがするのをつぶさに観察できた。狭い機内のどこに何が収納されているかを観ることができたよ。

さらに機内放送をしつつ、安全確認。恒例のライフジャケットの扱い方や、取扱説明書を紹介し、それが終わるといったん席について離陸。上空で安定すると、機内を巡回しつつ、新聞や雑誌を勧めたり、毛布の提供、そしてキャンディの配布……。

大型機のCAとは、かなり仕事内容も違う。子会社のローカル路線ゆえか。

途中、気流が乱れて、彼女も着席するが、向きか客と対面する形になる。顔を向け方も気を遣うだろうな。そして、肩から腰にかけての頑丈なシートベルト。ハーネスみたいだ。
CAの接客サービスは平時の仕事だが、本来彼女らは安全要員である。その点を忘れて、サービスの内容ばかりに文句を付ける客が多いが、それだけで彼女らを判断していはいけない。

それでも、1時間後には無事伊丹空港に到着した。

最後の機内放送。一連の連絡事項と御礼。そして、「ただいま、JALグループが経営に関してご心配、ご迷惑かけてます。社員一堂、一層努力して再建に邁進しますので、どうかよろしくお願いします……」

おお、あえて経営問題に触れたか。彼女の独断とは思えないが、あえて触れさせた社の判断は正しい。思わず拍手しそうになったぞ。JALに乗る客のほとんどが知っていて、そして気にしているであろう問題だ。乗員に知らぬふりされても、拭えるものではない。

最後の一言で、JALに好感を持ったのであった。

 

 


ドコモショップの女

2009-10-01 14:44:18 | ドーデモ体験談

意味ありげなタイトルを付けてしまった(^^;)。

先日、親のケータイをムーバからフォーマに変えたり、私のケータイの料金コースを代えるためにドコモショップに行ったのだが、これがかなり面倒な手続きになってしまった。そして複雑な内容。

私の担当になったのは、胸に「研修中」と名札の付いた若い女性。一瞬危ぶんだが、なんの、実に詳しく手際がよい。客対応も抜群にうまい。

それで何気なく「詳しいですね、研修中なのに」とつぶやいたら、

「実は、このお店に来る前、神奈川のお店で4年間勤めていたんです。だから新人らしさがないと言われます」

思わず「結婚して、奈良に来たんですか」

「いえ、非常に悲しい思いをしてきたので話せないんです」

そんなこと言われたら、聞きたくなるじゃないか(^^;)。
とはいえ、奈良の生活は楽しんでいるようだった。来る前は、関西は怖いんじゃないかと思っていたらしい。

「込むと1時間くらいお待たせすることがあるんですが、怒鳴られるかと思っていたら、皆さん優しくて」

そうそう。奈良は大阪と違うのよ。とくに生駒は住宅都市だから、みんな気が長いのよ。と相槌。

「連休中は、友達の結婚式で東京に行ったんです。ついに来るべきものが来たかと。横浜に両親もいるけど、すぐこちらに戻ってきてしまいました」

彼女の悲しい思いとは何だろ? 結婚じゃなく離婚? 破局? つい想像してしまう。

帰り際、「奈良で楽しんでね」と声をかけました。

 


ひかりテレビ

2009-09-07 01:02:00 | ドーデモ体験談

実は、この2ヶ月、ひかりテレビを接続していた。パソコンに光通信を導入したら、インターネットと電話だけでなくテレビを見られる。それは知っていたが、とくに申込することもなかったら、2カ月無料試聴ができるから、と売り込みがあったのでOKしたのだ。

で、7月8月と見て、結局解約。昨日引き取ってもらった。もちろん引き取り(宅配便)も無料だ。解約を申し出ると、なんやかんやと引き止められたが、断固解約(笑)。なんと言われても、左に受け流し、解約(笑)。

なぜなら、ほとんど見なかったからだ。最初のうちは、いろいろチャンネルを渡り歩いた。全部で70以上あるのか。が、能動的に見た番組は、せいぜい映画数本だろうか。ほか、ナショナルジオグラフィックとかディスカバリー、ヒストリーチャンネルなど、ドキュメンタリー系や環境ビデオ、アニメチャンネルなども覗いたが、本気で見たい番組は見つからなかった。

だいたいひかりテレビに向かうのは深夜が多い。朝はワイドショー、夜は地上波ばかりを見ているからだ。でも、深夜となると酒でも舐めながらの視聴になってしまう。

しかし、この程度の視聴に月3000円以上払う気にはなれないのである。だから、解約。

改めて考えると、一番よくみたのは「フーディーズTV」という料理番組専門チャンネルであった。ながら視聴にぴったり。海外の料理番組は面白いし、結構知らない調理も覚えられた。若い生意気な青年が、自宅で作る料理番組は結構ファンになったぜ。
ほか旅番組もあるが、居酒屋巡りとか温泉につかる美女?なんてのは飽きる。

それにしても私は、料理番組ファンであることに気がついた。

 


B級グルメ

2009-08-16 10:50:48 | ドーデモ体験談

福井行の前日は、神戸で打ち合わせ。それが終わって外に出ると、喫茶店の前に餃子の専門店があった。

「食べていく?」と誘うのは、打ち合わせ相手の女史。私、断る言葉を知りません(笑)。それにしても、昼の2時3時に行列ができているのだから人気店なのだろう。

並んで狭い店内にようやく座ると、「一人2人前以上、追加なし」という張り紙が。なかなか強気の商売だ。

そこできっちり2人で4人前28個の餃子とビール大瓶1本を頼む。昼間酒は、背徳の気分だ。周りも、あんまり会話がなく、黙々と食べている人が多いなあ。ちなみにタレは、醤油に辣油に、味噌だれを混ぜるのだそうだ。これが、ちょっと変わった味になる。

私と女性は、この店で1日何個の餃子を焼くか計算を始めた。席は10ほど、1日10回転以上はするだろう。一人14個頼めば、1400個?

お店の人に1日1000個くらい焼くの? とズケズケと聞く女史。そんなこと聞いたら、税務署員と間違われるよ。
「そんなレベルじゃありません」。

そうだろうなあ。その2倍としても2800個。一人の滞在時間は20分もないから、昼夜合わせて、もっと回転するかもしれない。いや、持ち帰り客もかなりいるから、餃子そのものの作る量は、さらに多い可能性がある。すると5000個以上行くか。

 

ところで、その翌日向かったのが福井。その福井で食べるものと言えば……越前蕎麦! ではない。蕎麦は好きだが、ここんところ長野県などで食べる機会が多かったのでパス。ならば福井で昼食にするとなると、何を食べるべきか。

それがソースカツ丼なのである。幸い駅前に何軒かノボリが立っていた。

ソースカツ丼そのものは、全国幾つかの地域で名物になっているが、ようするに普通のカツ丼のように卵とじにはなっていず、揚げたカツをソースに浸したものが丼にのっているというシンプルなもの。

頼んでみる。初めてのメニューでは、シンプルにソースカツ丼だけをチョイス。本当にカツのみ4切れがごはんに並んでいるだけ。キャベツの千切りさえない。そして、どぼんとソースに漬けた感じ。ごはんにもソースが染み込んでいる。

味は、なかなかよかった。でも、最後の方は、ちょっときつくなる。味に変化が出ないし、ソース味は若者風。ソースカツ丼には、サラダか何か小鉢付きを選ぶべきだ。それともビール? これから人前に立つのに、お酒は飲めないけどね。
果たして、このメニュー、今後全国に広がるだろうか。

 

表ブログで、えちぜん鉄道のことを書いたら、なんだか鉄オタみたいに思われてしまったが、私はB級グルメ・マニアでもあるのだよ(⌒ー⌒)。

 


インターネットカフェ

2009-07-26 08:13:26 | ドーデモ体験談

先日、大阪に仕事の打ち合わせ。

久しぶりに大阪に出るのだから、いくつか用事を掛け持ちにしたが、この打ち合わせはどれほどの時間がかかるだろうか。

通常は1時間くらいか。しかし、長引くこともある。そこで2時間を見込んでおいた。さらにこの打ち合わせの後に少しゆとりを持って遊べる時間も入れておいた。

が、なんと打ち合わせは30分と続かなかったのである! なんだか先方は急いでいるのか、喫茶店に入って用件を済ませた途端、向こうは席を立とうとする。仕事のつきあいとはいえ、そんなモンじゃないだろ、と思うのだが、仕方がない。

で、時間がたっぷりあまった。

どうするか。映画でも見ようか。

が、折悪しく、映画の上映時間が合わない。みんなスタートしたばかりで、次に入るには映画にこだわらなくても1時間以上待たねばならない。

で、町を歩くにしてもこの炎天下では……。

少し本屋を覗いたりしたが、そんなに時間は消費できない。そんなときに目に入った看板が、インターネットカフェ。「少し、休憩しませんか」なんて、私の気分にぴったりの呼びかけ(笑)。どうもビジネスマン向けの店であるようだ。

これだ! と飛び込んだ。これまでネカフェにはほとんど入ったことはない。入っても1時間足らずでさっと出ている。よし、それなら話題のネカフェを探訪だ。

受け付けでシステムを教わり、会員登録して入店。少しグレードの高い席を選んだら、マッサージチェア付きだ。ウハウハ喜び、漫画を大量に持ち込んでマッサージを受けながら読む。もちろんインターネットもやってみるが、キーボードが違うとやりにくい。それに自前のパソコンを違って、全部パスワード打ち込まないといけないからね。それでもメールチェックして、いくつかネットサーフィンして遊ぶ。

昨今はネットカフェ難民のイメージが付いてしまったが、実は外回りの営業マンの隠れ家にもなってるんじゃないか。

飲料は飲み放題も経験する。シャワーは……止めといた。

でも、1時間500円だから、3時間いても映画1本分にもならない。

なるほど、使い方を考えれば実にコストパフォーマンスがよい。ここで仕事をすることも可能だろう。店内が迷路のようになっているのは困ったが。

次は宿泊も試してみよう。東京に行っても宿をとらず、ネカフェに泊まろうかな。


国際派ジャーナリスト

2009-07-02 21:21:25 | ドーデモ体験談

某ジャーナリストからメールが来た。

この人、いわゆる国際派で政治経済に強く、ときにニュースキャスターもすればコメンテーターにもなる。もちろん本をたくさん書いているし、今では某大学の教員も務める。なかなかの売れっ子だ。

彼とは、昨年CS系テレビに出演した際に知り合った。彼の持ち番組だったのだ。

が、それ以後、とくに接点はない。それが急にメール。さて……?

内容は、娘が某オーディションを受けて、1次2次選考を勝ち抜き、セミファイナルまで勝ち抜いたのだが、そこではウェブ投票に入っている。それに投票してください、というものだった(@_@)。
そのサイトを覗くと、なるほど8人の一人に彼の顔によく似た女性がいた。最近は、ウェブの人気投票で、合否が決まるのか。

さっそく投票した。

そしてメールを返した。「親馬鹿ですね(~_~;)」

すぐ返事が来た。「ホント親ばかです」

 


超格安のマッサージ店

2009-06-26 22:09:19 | ドーデモ体験談

以前紹介した「女性一人の小料理屋」の記事は人気が高くて、「連れて行け」という声が多い。一度訪れたときは運悪く臨時休日に当たり、悔しい思いをした。が、その後再訪を果たしている。ちゃんと私のことも覚えていてくれたよ(^o^)。お店の名前は「てげてげ」だからね。

が、実は彼女からは別のお店の紹介を受けていた。それは、たまたま話題が肩こりになり、「どこかいいマッサージ店ない?」という質問に応えてくれたものだ。その日は満員だったので、後日訪れた。

その店は、「てげてげ」からさほど遠くなく、繁華街の中の地下。店内には10以上のベッドが並んでいる。奥にはカーテンで囲うコーナーがあるが、全体に開けっ広げの健全店。そこでトレーナーとトレパンに着替えて、揉んでもらう。男の方が多いが、女もいる。

驚くべきは価格だ。全身60分で2900円! 通常の半額以下だろう。ほか足裏や頭皮やリンパ、オイル……などもある。安いからといって、手抜きはない。

施術を受けると、びっくりするほど力強い。ツボも心得ているし、ストレッチも入る。時に痛い(>_<)。リハビリ受けている気分になる。中国式按摩とタイ式マッサージの融合のように見えて、実は筋肉と骨に圧力をかけるスポーツ・マッサージのような感じがした。

私は、マッサージを長く受ければ受けるほど心地よいのだが、90分を頼むと辛くなってきた(^^ゞ。でも、効きます。かなり。

が、もっとも驚くべきは、マッサージ師が全員、外国人であることだ。と言っても、よくある中国娘とか東南アジア人ではない。顔はほとんど日本人。たまにヨーロッパ系の片鱗を感じる人もいるが、基本は日本人とそっくりだ。
そしてしゃべるのは、ポルトガル語。そう、彼らは日系ブラジル人なのである。

なぜ、ブラジル人がマッサージなのかよくわからないが、支店もあるようだからかなりの人数のマッサージ師を抱えているのだろう。それも腕を鍛えているから、マッサージに外れがない。金融危機後、多くの日系人が職を失ったというが、彼らがこのような技術を身につけて踏みとどまってくれるなら嬉しい。

いい店を教えてくれたよ。今後、「てげてげ」とともに、通うことになりそうだ。

ここまで書くと、なんという店だ? と思うだろうね。名前だけ書いておく。

 

アメリカンドリームマッサージ

 

なんで、ブラジル人が日本で店を開いて、アメリカンなんだ(笑)。



タイとネパールとベリーダンス

2009-05-29 22:35:05 | ドーデモ体験談
東京に来ている。
昼飯は神保町でタイ料理。夜は池袋でネパール料理だった。どちらもカレー料理。
そしてなぜか店でアラブのベリーダンスが始まった。
狭い店内だから、目の前で妖艶な美女が踊りまくる。最後は客も引っ張りだされて盆踊りと化す(笑)。

よくわからないが、ブラボー\(^o^)/

料理で世界を感じるのもいいんじゃない?

明日は川越だ。

亀嵩駅

2009-05-27 23:49:47 | ドーデモ体験談
亀嵩……この言葉はなんと読む?

松本清張の「砂の器」では、刑事が「かめだ…」という言葉の謎を追って、奥出雲の亀嵩にたどり着く。正確には、「かめだけ」だが,山陰地方は、東北に似たずうずう弁があり、「かめだヶ」と語尾が消える。これが壮大な謎解きの発端なのだが…。

昨日から訪れていた奥出雲町は、まさにその舞台であった。
帰りの列車に乗ると、「亀嵩駅」がある。ファンならずとも、おお! となるし、駅舎には「砂の器の舞台」という看板が立っている。

ところが、乗った列車の車掌は、「かめだか~」と呼んだのだ!
幾度か「かめだか」と行った後に、あわてて「かめだけ!」と読み直した(笑)。

毎日走っている路線じゃないか。しかも有名地。

乗客は、ほんのわずかだったけど、困るなあ。

でも、笑える。

まんだらけ

2009-05-24 10:48:54 | ドーデモ体験談

大阪に出て、少し時間があるときに、久しぶりにアメリカ村を歩いた。

随分、店や街の景観などは変わってきたが、その猥雑な?雰囲気は昔と変わらないかな。と裏通りを通っていると、「まんだらけ」を発見。以前は、北の東通りにあった、漫画の殿堂……というよりオタクの殿堂か。

せっかくだから入ってみることにした。

1階は、定番の漫画やフィギュアのコーナー。ここは、なんなく見て回れる。

が、2階はぐっとオタク度が増した希少品が並ぶ。子供の頃の世界だ。少年マガジンやジャンプ、チャンピオンは圧巻だ。そして少年向きの図鑑類。残念ながら怪獣ものは少なくて、軍艦、軍用機ものが多かった。どちらも好きだけどね(^^;)。
いかにもオタクっぽい人がうろうろ。それでも、まあ平気。私も楽しむ。

さて、3階。ここは腐女子の世界だった。ボーイズラブ(ようするにホモの世界か)本がずらり。さすがにドキドキ。でも、いっぱい女性がいた。これが腐女子かい。でも、結構年配者もいるんだよな。
一角には同人誌コーナーがあり、ここには男向きも。さらにコスプレ服が並ぶ。私も、オタクの顔をして、なれたふりをして見て歩く。その気になると、仲間意識が働くのか、平気になってきた。

そして4階。ここはメイドカフェ?  らしい。さすがに座る勇気がなくて、早々に退散。でも、楽しそうにしている男たちが羨ましい……。誰か、チャレンジしないか? メイドに見送ってもらっている男がいた。

いやあ、ドキドキ体験であった。いや、なれると楽しいよ(^^;)。

 


見た目年齢

2009-05-03 15:55:48 | ドーデモ体験談

久しぶりに生駒で飲んだ。地元に飲み友達がいない……と嘆いていた私にも、生駒在住の飲み友達ができたのだ(^o^)。

飲んで食って、最後の仕上げは、いつものバー。

カウンターでワイングラスを傾けていると、隣の席に女性が独り。珍しい。それとも連れを待っているのか?

と言っても、ホイホイ声は掛けない。私もその程度の年の功はあるのだ。
が、そこにドンと置かれた蒸かしたての肉まんが届いた。このバーのフードメニューのようだ。

「いやあ、蒸かすだけだから手間要らずなんですよ」(マスター)

思わず注目すると、女性はおすそ分け、と肉まんを千切り分けてくれた。それから会話が弾む弾む(^o^)(^o^)。

「このバーに10数年通っているけど、こんなフードがあるのは知らなかったなあ」

すると女性は「私は20年は通っているわよ」

「あの、この店はできて18年です」とマスター。

ともあれ、お互い、このバーの古くからの客なのだが、会うことはなかったようだ。女性はだいたい口上げに来て、さっと切り上げるタイプ。私は遅めのはしご酒、そして看板まで粘るタイプ。すれ違いだった らしい。今晩はたまたま連休前だということで、遅くまで飲んでいるとか。おかげで出会えた。

そこで年齢が問題になった。あれ、この女性、30代に見えるけど、18年近く通っているとすると20代前後から店に来ているということになるぞ? 
さらりと聞くと、38歳だという。ずっとファッション関係の仕事をしてきたらしい。今もシークレット・ブティックを開く。看板を掲げないお店というのがあるのだそうだ。

「みんな同年齢じゃない」

? たしかに私の連れは、38歳で同年齢だ。が、私は……。

ここで調子を合わせて同じ年齢のふりをしたい誘惑に駆られたが、あえて正直になることにした。「何歳に見える?」

「……30代後半でしょ」

「嬉しいこと、言ってくれるねえ。もっと上」

「あれ? じゃあ40くらい」

「もっと上」

「40前半?」

「もっと……」

だんだん快感になってくる(^^ゞ。

まあ、薄暗いバーの中である。しかも、連れが背広にネクタイなのに対して、かなり力の抜いた恰好している。全然ファッショナブルではないが、だらけた若者風。

「今後飲み屋と出会い系では、38歳と名乗ることにする!」

そう宣言したのであった。

ちなみに大いに盛り上がり、今後の展開が楽しみになったところで、連れが「時間だから」とせかすので、渋々腰を上げたのであった。

 


花見と派遣のオネエチャン

2009-04-14 15:51:29 | ドーデモ体験談

昨夜は、大阪城公園で花見だった。

友人主催の宴で、しだれ桜の下で、酒を酌み交わす。毎年の行事なのだが、参加者には奄美や沖縄出身者、朝鮮半島出身者が多い。

で、今回も終盤になって奄美のサンシンと島唄が始まった。にぎやかなのではなく、哀調のこもった唄と調べ。(写真。唄者とサンシン弾き)

すると、外から座り込んで聞いている人影が二人。私が手を振ると、振り返してきた。若い女性だ(^o^)。おいでおいで、して招く。

はい、お酒。はい、おつまみ。大サービスだ(^o^)。参加者は年齢層が高いのだが、やはり若い女性には弱い。

彼女らは、ケバイ系の化粧をした、まさに今風の女の子。20歳前後だろう。恋の別れの唄の後に解説が入ると「昨日、カレシと別れてきた」とか「別れ言われたらシバイタル」といった調子のギャル用語満載。

沖縄旅行はしたことがあるらしく、「沖縄思い出す~」と感激していた。

でも、少し話を聞いてみると、派遣で工場で働いているのだという。今夜はそのメンバーで花見に来たらしい。あと二人は酔いつぶれたので、こちらに覗きにきたとか。

思わず、今宵で憂さを晴らして、明日からもしっかり働けよ! と励ましてしまった。

私は、若いころ奄美出身者が社長の零細出版社に勤めていた。今夜の花見の主宰者とは、その会社の同僚だ。
極めて劣悪な環境で、給与の遅配はしょっちゅうだし、労働時間は目茶苦茶。派遣に出される社員もいた。理不尽な行いが横行していて、今もトラウマになっている。

だから、現在の「派遣きり」とやらの経済状態がなんぼのもんじゃい、と思ってしまうのだが、派遣で働く若い女の子には、甘くなってしまうのである。

頑張れ、今を生き抜け。きっと君たちには新しい未来が来る!


女性一人の小料理屋

2009-04-03 09:50:09 | ドーデモ体験談

意味ありげなタイトルでしょう(笑)。

約束していた飲み会をドタキャンされた。待ち合わせのところに向かう途中で気分が悪くなって吐いてしまったのだという。そりゃ、仕方がない。

そこで、一人で向かったのが、先日の神戸のオフ会で知り合った女性が紹介していた姉の店。宗右衛門町の「てげてげ」という店だ。

結構路地奥にある店だったが、なんとかたどりつく。カウンターだけの小さなお店。居酒屋と言っていたが、気分は、ちょっと上の小料理屋。女将は、本当に若い、小さな女性だった。しかもとびきりの美人! 

妹の紹介ということで、一見さんの緊張はなく、聞くともなしに語る。

つい最近までモデルだったそうだ。タレント事務所に属していて、ドラマのちょい役によく出ていたという。2時間サスペンスやバラエティなどだ。それこそ通行人エキストラから死体役まで。多少は主人公に絡むこともあったらしい(^o^)。
それから着物モデルもして、関西の情報誌にも出ていた。読者モデルとか、町で出会った○○さん、という企画も、みんなタレント使った仕込みだそうである。

てげてげ、は鹿児島弁。親はなくなり、姉妹だけで生きてきたそう。小学5年生の時から家事を任され、障害者の祖父母や妹の食事の世話を見てきた。そこで、その経験を活かしてお店を開くことにした……。

なんだかこの話自体がドラマだなあ。私は、一瞬、この年でお店を持つとは、バックに男がいる? なんて想像したが、まったく独力で頑張ったよう。
それにしても、お店の近くに組事務所があって、彼らのたまり場になりかけた時の攻防など、手に汗握る(~_~;)。とうとう、彼らを出入り禁止にしたそうだ。またお客の警察関係者にも守られ、今やファンがいっぱい。私が訪れた際も、花を差し入れたおっちゃんがいた。私もその一員になりそう。

宣伝はせず、口コミだけで、ということなので、お店の詳しい場所などは書かないが、堺筋に近いところである。もし、探し出せたらご贔屓に。

こういう店と出会えたら、ドタキャンもよかった? かな。


タイ古式マッサージ

2009-03-28 10:45:13 | ドーデモ体験談

先日、大阪に出たが、夜の会議までには時間がある。

そこで寄ったのが、タイ古式マッサージのお店。

もともと肩こりが酷いのだが、『森を歩く』出版も終わって、次の本の執筆もほぼ目途がついて、ここは「自分にご褒美♪」感覚だ。しかも、オープン記念で割引しているお店となると、行かなくちゃならんでしょ? と思った(笑)。

入ると、エスニックなインテリアに迎えられる。スタッフは日本人女性の姿が目につく。しかも若い。

若いお姐ちゃんは大好きである(笑)。とくに身体を触られるなら……が、若いということは経験も浅いということになるし、日本人となると、どれほどタイ式マッサージの力量があるのか。そこに不安もある。

で、通された部屋で足湯をして、現れたのは、ちょっとおばさんだった(笑)。

しかも話してみてわかったのだが、タイ人だった。

日本語はそれなりに話すが、あまりうまくないので、会話は弾まない。これは、実は有り難い。マッサージに限らずリラックスしたいときに話しかけられるのは苦手なのだ。一種の職業病で、他人と話すときは会話の流れに気を使ってしまう。それで疲れるからだ。
私、仕事では饒舌だが、日常では、実は無口なんです(笑)。酒を飲むと別だけどね。

そして、始まったマッサージに驚嘆した。これまで体験したタイ式の中では最高級だろう。知らない技が次々と使われ、あれっ、こんなところにこんなツボが……。しかも、身体の使い方が絶妙。
背中を指圧するときも、腕の置く位置に気を使い、実に不思議な体型のストレッチが繰り広げられ……うひゃあ、と声を上げてしまった(笑)。

しかも気がついたら20分延長していた。タイ人が時間にルーズなのも、延びることに不満はない(笑)。
とろける気分……。「自分にご褒美♪」にハマリそう。

後でオーナーに聞くと、彼女は3つのスクールで学び、日本に来てからは整体など日本の技も身につける、大ベテランだそうだ。

やみつきになりそうである。次は、若いお姐ちゃんも魅力だが……やっぱりベテランに走るかな(⌒ー⌒)。

 


レジおばさんのおっかけ

2009-03-07 23:35:54 | ドーデモ体験談

生駒のジャスコが閉店して、もう2週間以上たつ。

別にジャスコ(イオン)がそんなに好きなわけではないが、ないと寂しいもので、つい西大寺の奈良ファミリー内にあるジャスコに出かけてしまった。車で15分くらいかな。

慣れない店舗なものだから、どこに何が陳列しているのかわからないでオロオロしながらも、買い物を済ます。そして、思わず、レジに並んでいる人々から“ある人”を探す。

いた。いましたよ。にんまりと、その人のレジに入った。

生駒のジャスコ時代からの顔なじみなのだ。これまでも、レジに並ぶたびにわずかな会話を楽しんでいた。年齢はそれなりのおばさんなのだが(^^;)、上品な雰囲気を漂わせていて、しかもレジの捌きも手際がよい。この人に会えなくなったのが、ジャスコ閉店の最大の悲しみだ。

閉店間際に、思わず「今後はどうなるのですか」と聞いたら、西大寺店に移るという。そこで今回は期待していたのだ。

ほかに客も並んでいず、思わず会話が弾む(^o^)。

「西大寺店もよく来るんですか」と聞くから、
「いえ、滅多に来ません!」
「じゃあ、わざわざ来てくださったのですか」
「はい、追っかけです(笑)」

こうした会話を楽しんで、ほんのり心ゆたかに帰宅したのであった。