人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

お正月

2007-01-09 22:57:26 | Weblog
 正月三が日は私達夫婦と義理の母だけの静かな正月だった。その正月も
五日の夜から六日にかけて、長男と長男の婚約者、長女夫婦、そして孫が
帰省して賑やかな正月となった。
 家内は帰省する長男や長女等のために今シーズン二度目のおせち料理を
作って彼らの帰省を待った。

 帰省した長女夫婦の子供(孫)は満一歳になったばかりだ。まだ一人
歩きは出来ないが、伝い歩きは出来るようになっている。今回の帰省では
この孫に一升餅を背負わせて歩かせるのも計画に入っていた。しかし、
やっと伝い歩きが出来る程度なので、一升餅は背中に負わせて這わせた。
 這わせる先には一万円札、物差し、算盤、筆を並べて置いた。どれを
取るのか興味シンシンであったが、最初につかんだのは算盤だった。次に
手にしたのは筆であった。残念ながらお金とは縁が薄いようで一万円札
には見向きもしなかった。

 実は我が家族には12月から1月生まれが集中している。そんなわけで
満一歳になったばかりの孫と、その他の12月、1月生まれの者の誕生会
をかねて1月6日は賑やかなパーティとなった。それは私達夫婦にとって
子供や孫達に囲まれた本当に楽しいひとときであった。

 息子の婚約者は大学へ進学するまで長く暑い国に住んでいた事もあって、
ことのほか我が家の寒さはつらかったのではないだろうか。また、娘夫婦
も小さい子供が居ることもあって、いつも部屋は快適温度に暖房している
とのことで、この家は寒い寒いと言っていた。
 私達夫婦は節電や省エネの目的もあって暖房は17度C以下、暖房
器具は石油ストーブだけの生活をずっと続けている。最近はその温度にも
慣れ、帰省した孫や子供達のために石油ストーブの設定温度を20度C
以上に上げ、空調機、更にはホットカーペットまで使った部屋は温度が
高すぎて気分が悪くなるほどであった。体が慣れるということは、この
ような違いが出るのだろうか。

 孫が急に熱を出してしまった。そのため7日の早朝、長女夫婦と孫が
急遽帰ってしまった。そして、正午頃には息子と婚約者も帰っていった。
家の中は急に火が消えたように寂しくなってしまった。そして、私達の
生活も元に戻った。
 6日の夜の賑やかさが嘘のようであった。大家族とは常にあのような
状態なのだろうか。そんな事を考えながら、少し遅れて迎えた正月を今は
懐かしく思っている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紅白歌合戦 | トップ | 心の闇 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事