人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

地震と水問題

2008-06-17 17:22:58 | Weblog
 中国における四川大地震の報道が続く中、日本でも大地震が発生した。
岩手、宮城内陸地震だ。震度6強、マグニチュード7.2という近来
まれにみる大型の地震だったようだ。
 被災地は山間部であったことが幸いして最小限の人的被害であった
ことは幸いであった。とは言え被災者のみなさんには心からお見舞い
申し上げたい。
 雪解け水で地盤が緩んでいたとは言え、映像で見る地滑りの様子は
ただ事ではない。地滑り現場のすぐ下流にあるダムの決壊がなかった
のは不幸中の幸いと言うべきであろう。自然の力の恐ろしさをまざまざ
と感じる地震であった。

 日本は世界有数の地震国であり、大地震に繋がるような活断層が
各地にあると言われている。その上、東海や東南海、南海地震と
巨大地震の活動周期に入っているようである。ゆめゆめ油断のない
ようにしたいものである。

 天災も恐ろしいが地球温暖化も恐ろしい。こちらは急に起きるもの
ではないが、その影響は年を追うごとに様相を新たにしている。異常
気象である。
 異常気象は人的、物質的被害をもたらすだけでなく、食糧問題など
大きな問題を孕んでいる。そして、それ以上に恐ろしいのは水不足の
問題である。

 水問題は異常気象問題と水資源の確保や管理、給水と言った人為的
な問題が絡んでいる。ただでさえ少ない水資源が金儲けの手段に使われ、
一部の企業が独占することによって水の質が悪化したり、水を使うこと
が出来ない人も出ている。
 また、アフリカや東南アジアの発展途上国では水を川や池に依存する
しか確保できない人もたくさんいる。量だけでなく水の質が問われて
いる。地下水さえ汚染されているところも少なくないと聞いている。
 幸いに日本は島国である。他国と国境を接することもなく、年間の
降雨量も少なくない。しかし、大陸の多くは国境を越えて河が流れて
いる。上流でダムを作ったり水を使い切ってしまえば下流に水は来ない。
こんな問題も現実には起きているようだ。こうなれば国家間の戦争に
なりかねない。

 水は油と違って私たち人間の命に関わる資源である。この水が今
深刻な資源問題と化しつつある。今一度、水に対する思いを新たに
し、限られた資源を無駄にすることなく使いたい。

 我が家では枇杷の季節が終わった。かつて私の家の近くでは枇杷を
作っている人は少なかった。少なくとも私が植えた頃には山枇杷の木
はあっても畑や庭に枇杷の木を見ることは少なかった。ところが
比較的作りやすいこともあってたくさん見かけるようになってきた。
特に今年は気候の関係もあってか豊作のようである。

 これからはスモモの季節である。カラスたちは果樹の熟す時期を
どのようにして察知するのだろう。早くも近くの山に来てガアガアと
騒いでいる。どれほどの効果があるのか分からないが、早速、ネット
を張って見た。

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