人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

夫婦活弁いよいよスタート

2008-06-22 08:28:16 | Weblog
毎年の事ながらこの時期になると家の中がじめじめして気持ちが悪い。
つい先日までは肌寒くさえ感じるような日もあって、何となくさらりと
した空気だったのが嘘のようである。
 昨日今日の天気図を見ていると沖縄周辺に停滞していた梅雨前線が
今は九州から中四国地方にかけて横たわっている。この前線のわずか
ばかりの移動によって雨が降ったり止んだりしている。典型的な梅雨
時期の天気図となっている。

 一時、ニュースにもなった原油価格の上昇による烏賊釣り漁船の
休漁はどうなったのだろう。急激な原油価格の上昇は色んなところに
影を落としている。その影響は日本ばかりではない。しかし、容易に
解決しそうにない問題である。

 こうした変化は私たちの生活を根底から変えてしまうのではない
だろうか。その一番大きな変化が今回のような地震によるものだ。
今回、被害を受けられた方々の中には戦後、開拓団として山間部を
切り開き、やっと今のような生活の基盤を作られた方々もおられた
ようである。その方々の生活基盤が失われようとしている。
 年齢的に若ければ再起と言うこともあるのだろうが、私たちの年齢
になっての再起は難しい。また、一人住まいの高齢者の方々も少なく
ないようで、こうした人達の今後も心配である。
 阪神大震災でも多くの方々の生活や運命を変えてしまった。四川
大地震、今回の岩手、宮城内陸地震でもこうした方々が多数おられる
のではないだろうか。高齢者の域にさしかかりつつある私としては
他人ごととは思えない。

 さて、私たちの活弁ボランティアがいよいよ現実のものとなろうと
している。第一回目の公演を岡山市の光南台公民館で行う。岡山映画祭
の時、私たちの公演を見て下さった館長さんの好意によるものだ。
 その後、7月2日、3日と、ここ児島の高齢者の福祉施設で行う。
これも施設の責任者の方の好意によるものだ。また、懸案だった映画
フィルムは東京国立近代美術館フィルムセンターの好意により貸し
出していただける。

 こうして、多くの方々に支えられつつ活動の第一歩を踏み出すこと
になった。いよいよ私たち夫婦の二人三脚によるボランティア活動が
始まるのだ。夫婦活弁は恐らく日本全国でも初の試みではないだろうか。
 先日、音楽を担当して下さる野原さんとも合同演習を行った。映画
だけでもだめ、活弁だけでも物足りない、音楽を付けて初めて映像は
生き生きしたものになってくることを実感した。

 映像、活弁、音楽というそれぞれが相乗効果となって素晴らしい
ものに仕上がった。演ずる私たち夫婦も演奏してくれるNさんも
ともにうきうきとした気分でリハーサルを終わった。
 何という素晴らしいことであろうか。人は一人では生きられない。
こうして多くが集まってこそ意味あるものになる。そんな事を考え
ながら本番当日を心待ちしている。

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