人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

夏野菜

2008-05-02 23:01:47 | Weblog
 ここのところ朝晩と昼間の寒暖の差が大きい。その影響か例年なら
チョッキリゾウムシやその他の害虫の被害が懸念されるのだが、今の
ところ目立つような被害は出ていない。しかし、油断は禁物である。

 害虫の被害と言えば梅の木にカイガラムシの一種と思われるものが
木の幹にびっしりと張り付き樹液を吸っていた。まさか硬い幹に樹液
を吸う虫が付こうとは驚きであった。
 遠目には大きなアブラムシが付いているのかと思っていた。ところが
よく見ると表面のやや丸い黒い色をしたカイガラムシのようであった。
硬い幹の表皮が裂けたような所を選んで付いていた。どうやらこの部分
は皮が薄いようであった。
 太陽の光を避けるように幹の裏側に付いていた。幹の皮が柔らかく
なったのも、あるいはこの虫が付いたためかも知れなかった。割れた
表皮の柔らかい部分に群がって、更に表皮の裂け目を広げているに
違いない。
 薬剤では死にそうにないので、面倒だが手でつぶすことにした。
カイガラムシが排泄したと思われる液が周辺の葉の上にまき散らされ
べとべとになっていた。このまま排泄が続けば「すす病」になるに
違いない。
 いったい、この害虫はいつ頃から繁殖を始めていたのだろう。この
夥しい数からすると相当以前から繁殖を始めていたに違いない。昨年
からだろうか。木の衰弱具合や小さな枝の枯れ具合から推測すれば
かなり以前から被害は続いていたようだ。全く気が付かなかったのは
残念な事であった。やはり冬の間の防除は必要だ。

 さて、我が家の畑では果樹だけでなく夏野菜の方もこれからが
シーズンである。気温は一気に上昇を始めている。やっと一昨日、
キュウリ、トマトなど主立った夏野菜を植え終えた。また、インゲン
やトウモロコシなどの種まきが終わった。
 今、豌豆の収穫最盛期である。今年は植える場所を選んだので
連作障害もなくサヤエンドウ、スナップエンドウ、アラスカともに
非常に出来がよい。タマネギも目に見えて玉太りしているようだ。
ジャガイモはやっと芽が出始めているものもあってこれからだ。

 モモの花が終わり、ナシの花が終わり、リンゴの花が散り始めて
いる。スモモやウメは、まだまだ小さな実だが目に入るほどの大きさ
になってきた。
 今は枇杷の実の摘果と袋かけに追われている。この木もずいぶん
大きくなったものだ。収穫が楽しみである。孫はどんな顔をする
だろうか。彼は野菜や果樹が大好きである。

 先日、奈良県の吉野山の桜が枯れ始めたと報じられていた。巨木
だった我が家の桜も数年前に枯れてしまった。原因は定かではない。
ここのところ果樹や庭木の中に急に枯れてしまうものが次々に出始めて
いる。松枯れなどもその中の一つではないだろうか。
 これらの大きな原因が酸性雨によるものではないかと思っている。
酸性雨で弱った樹木に害虫や菌などが進入し枯れ死を早めている。
そんな気がしてならない。
 そして、地球温暖化の影響による害虫の大発生や木を枯らす菌類の
大繁殖が拍車をかけているのではないだろうか。すべては人間による
ものである。

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