人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

あけましておめでとう御座います

2009-01-01 06:43:47 | Weblog
 新年とは言いながら、いつもと変わらない一日の始まりです。会社
へ勤めていた頃は、年末年始というメリハリをもっと感じていたように
思うのですが、定年後4年にもなると、そのような感覚も次第に薄れて
くるようです。

 ただ、日頃は離れて暮らしている子ども達が、それぞれに家族を
連れて帰るので日常とは異なる生活パターンが続いています。従来は
年末、年始には飲むもの食べるものとして腹一杯食べていましたが、
そんな生活も一日がやっとの事で二日目からは、はや簡単なものが
良くなってきます。それだけ年をとったと言うことなのでしょうか。

 今年は長男夫婦が帰ってきただけでした。その夫婦も正月二日目
には東京へUターンします。元気で夫婦仲良く暮らしている姿を見れば
それで安心です。30日には柑橘類の収穫を手伝って貰いました。
やはり一人よりは二人、二人より三人です。息子夫婦に手伝って貰い
楽しくわいわいと大騒ぎをしながら一日かかって収穫しました。


 昨年の暮れになって不幸な記事ばかりを目にするようになりました。
金融危機による大量のリストラです。何かしら待ってましたと言わん
ばかりの大量解雇が次々と行われてきました。こうした解雇者の中には
仕事だけでなく住む家さえ追われた人が少なくありません。

 解雇した企業は雇用主としての責任をどのように考えているので
しょうか。企業トップの常識を疑いたくなるような昨今です。そもそも
企業は利益を上げる事だけが使命ではありません。人を雇用し、雇用
した人の生活保障することも、もう一方の大切な使命です。

 儲けるためには手段を選ばないと言う企業の姿勢に大いなる疑問を
感じています。この度の金融危機により企業が受けた打撃がどのような
ものかは知る由もありませんが、あまりにも安易に解雇に流れている
ような気がして仕方がありません。

 また、非正規労働者が組合員ではないとしても広義に解釈すれば
本来は自分たちの雇用の場であったものを失うようなものです。労働
組合も声を大にして雇用安定を企業に迫るべきではないでしょうか。

 さて、経済問題の背景には環境問題があります。豊かさや快適さを
追求するあまり、私達はもっと大切な何かを見失っているような気が
してなりません。今回の経済危機は私達の欲望の果てにある心の荒廃
と重なって見えています。

 心の荒廃は環境問題、とりわけ気候変動の問題に大きく現れています。
経済危機を考えるときに心して環境問題も一緒に考えてみたいものです。
人間にとって大切なものはお金や物ではありません。もっと大事なもの
があるはずなのです。

 2009年を出発点として、よりよい21世紀にしていくための
環境問題について思いを新たにしたいものです。

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