人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

5月も末だというのに冷たい雨

2006-05-26 14:31:10 | Weblog
 今日もまた昼前から冷たい雨が降り始めた。春先からずっとこんなお天気
が続いている。気象情報によると例年とは異なる気圧配置によるものだとか。
その上、気温の低い日が多い。今日も降り始めてから室温が下がり、素足
ではいられなくなって靴下を履いた。

 こんな雨の中でキウイの花が咲き始めた。まだ蕾のままのものもたく
さんある。本格的な開花はこれからだ。柿の花は目立たない地味な花だ。
ひっそりと咲いて散ってゆく。と言うよりはこぼれてゆくと表現した方が
良いだろうか。山の畑では柑橘類の花が最盛期を迎え、甘い香りをあたり
一面に漂わせている。柑橘類の花は最盛期を過ぎ、花びらの後から小さな
実が顔をのぞかせている。栗の花はこれからのようだ。やっと花穂が伸び
始めたところだ。

 果樹作りは良い年もあれば悪い年もある。どちらかというと悪い年の方が
多いかも知れない。今年はチョッキリゾウムシがたくさん飛来して袋掛前
の桃やネクタリン、リンゴやナシ等がみんな被害を受けた。チョッキリ
ゾウムシは七、八ミリほどの小さな甲虫だ。口に当たる部分が異常に長く、
象の鼻のように見えることからゾウムシと名付けられたようだ。豆や穀物
に穴を開ける虫もコクゾウムシという。穀物に被害を及ぼすゾウムシだから
コクゾウムシと言うのだろうか。

 チョッキリゾウムシは桃やリンゴ、ナシと言った幼果に穴を空けるだけ
でなく、幼果の軸の部分にも穴を空ける。何故、実の部分だけに穴を空け
ず軸にまで穴を空けるのかよく分からない。とにかく細い軸だから穴を空
けられると、そこからぽっきり折れてしまう。その折れた様子が鋏で切り
落としたように見えることからチョッキリゾウムシと名付けられたようだ。
これから大きくなり始める実がことごとくやられてしまい、袋をかける実
がないくらい大きな被害を受けてしまった。これで今年の桃もナシも収穫
はゼロに近いだろう。プルーンは特徴ある細長い小さな実が枝のあちら
こちらからのぞいている。

 ジャガイモはいま紫色の花を咲かせている。おおよそ野菜の花らしくない
きれいで可憐な花だ。かつては色んな花の色があったようで、根菜と言う
よりは花を愛でる植物でもあったようだ。タマネギは既に根元近くから折れ
て倒れてしまった。収穫は間近だ。
 それにしても夏野菜の生長が良くない。気温が低いのと日照不足が原因
だろう。こんな年に限って害虫の被害が多い。やはり野菜達の元気がない
から害虫をはねのける力がないのだと思われる。

 収穫が近くなったスモモや梅、アンズもチョッキリゾウムシの被害が出
ている。昨年はほとんど見られなかった被害だ。何が害虫の発生量をコン
トロールしているのだろうか。気温だろうか、それとも大量発生の周期が
あるのだろうか。

 さて、ここのところ不可解な事件が相次いでいる。小学生の川への転落
死(?)、同じ集落での小学生の絞殺死体、他の町では小学生のマンション
の上階からの転落死。不気味で原因の分からない悲惨な事件が絶えない。
 社会で模範となるべき人達が起こす破廉恥な事件の数々。人々の心の中
に何が起きているのだろうか。心落ち着かない日々はますます不安をかき
立てる。人の心が魂が彷徨っているような気がしてならない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジーンズの街児島へ来てみられえ | トップ | 倉敷俳句大会終わる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事