何とも世の中は騒然としている。こうした状況を少し距離を置いて
見てみると、人間の歴史の中では何度も繰り返し行われてきたように
感じられるのだが、そう感じるのは私だけであろうか。
恐らく世の中に大きな変化が現れる時は、同じような状況なのでは
ないだろうか。残念ながら人間の寿命はわずか数十年なので昔のことは
誰にも分からない。
そして、それは人間というものの生まれ合わせた時からの宿命なの
かも知れない。平和なときはなかなか長続きせず、常に騒然とした
状況が、人間というものがこの世に誕生したときから続いているように
思えるのだが。
植物にも他の動物にも決してこのようなことはない。自然には地球
環境や外的な問題による大きな変化はあっても人間社会のように騒然
とはしていない。自然のままに、ゆったりと静かに時間は流れている。
それが自然というものである。
ここに60億を越えるような人間が存在するばかりに数え切れない
くらい多種多様な問題が生じている。
さて、サブプライムローンに始まった経済危機は収まるどころか
深刻さを増している。今回はヨーロッパ諸国も他のアジア諸国も
蚊帳の外の問題ではなかった。大きな影響を受け金融機関などの
一時的な国有化が続いているようだ。
日本の諸銀行がどれくらいの影響を受けているのか定かではないが、
アメリカバブルの頃、我が内のバブル処理に追われていてアメリカ
バブルの恩恵を受けることが出来なかったことは幸いであった。
しかし、常に追いつ追われつの競争の中で、このような問題の発生
は宿命のようなものである。マネーゲームと呼ばれているが、まさしく
マネーゲームそのものである。早く、このような愚かな経済競争から
脱却すべきではないだろうか。実態のない経済ほど一般の人にとって
迷惑な話はない。せいぜい個々の企業実態に即した証券取引ぐらいが
マネーゲームとしての限度ではないだろうか。
紙で紙を買っているのが今のサブプライムローンの問題だ。所詮、
実態のない経済取引は幻と言うべきか。
しかし、こうした取引に大きく依存しているのがアメリカの年金で
あり、日本の年金もまたしかりである。資産運用という形で多額の
カネが流れ込んでいると聞いている。いずれどこかに流れ込んだカネ
は新しい投資先を狙っているに違いない。
お金はあくまで生活の手段に過ぎない。金や銀や価値あるものの
代わりに考え出され、それは売り買いされる物に結びついていた。
お金はお足と呼ばれた時代もあった。つまり足があって常に世の中を
循環しているからこそ価値があって、どこかに貯め込まれた金は
死蔵金と言われ価値を失ってしまう。
しかし、この死蔵金が増えている。一部の大金持ちの蔵の中や
私達の老後や何かあったときのお金として貯金されている。こうした
お金が滞留することなく流れている状態が健全な状態である。
そのためには今の税制を変え高所得者からは貯めていても損をする
ように所得税などを高くし、私達の老後のカネは貯めなくても良い
ようなシステムを作ることである。
そして、紙で紙を買うような実態のない経済活動は厳しく取り
締まるようにしなければならない。また、労働に見合った賃金が
得られるようなシステムを作り、日本の高度経済成長を推進して
きた国内の購買力を上げることである。
しかし、過去に繰り返してきた公害や大量消費によるゴミ問題は
二度と再び生じては行けない。そのためのリサイクルシステムや
省エネや私達自身の生活のあり方も見直す必要があるだろう。
少なくとも農業生産の効率化アップと半分以上を他国に依存して
いる食糧問題を早期に解決していく必要があるのではないだろうか。
そのためには私達自身の食生活まで大きく踏み込んだ見直しが
必要だと思うのだが。
漁業も獲る漁業から育てる漁業へ大きな舵取りが必要だ。そして
漁業に依存している人達が率先して環境問題に取り組んでいくことが
必要だ。何しろ海は漁民にとって自分の畑や田圃なのだから。
政治を揺るがすアメリカの経済問題は形を変えた黒船だと見えなく
もない。たがの緩みきった政治担当能力を失った幕府(自民党政府)
に対し、開国を迫る黒船(経済基盤を失い政治的権威までも失墜
しつつあるアメリカ)に、いつまで付き従うのかと問われている
ように思われる。
自主独立の道を模索すべき絶好のチャンスではないだろうか。
そして、政治だけでなく莫大なアメリカ国債を背負わされている
この実態を早期に解決すべき時ではないだろうか。
時あたかもアメリカの大統領選挙の年である。チャンスは今しか
ない。北朝鮮は素早くこの状況を見抜き核開発再開を宣言している。
なかなかに抜け目のない国である。
日本も総選挙が近い。今こそ政治体制を変え、新生日本としての
道を模索すべき時ではないだろうか。そのためには私達の貴重な
一票の力を存分に発揮すべき時だろう。
今こそ日本を変える絶好のチャンスだ。
見てみると、人間の歴史の中では何度も繰り返し行われてきたように
感じられるのだが、そう感じるのは私だけであろうか。
恐らく世の中に大きな変化が現れる時は、同じような状況なのでは
ないだろうか。残念ながら人間の寿命はわずか数十年なので昔のことは
誰にも分からない。
そして、それは人間というものの生まれ合わせた時からの宿命なの
かも知れない。平和なときはなかなか長続きせず、常に騒然とした
状況が、人間というものがこの世に誕生したときから続いているように
思えるのだが。
植物にも他の動物にも決してこのようなことはない。自然には地球
環境や外的な問題による大きな変化はあっても人間社会のように騒然
とはしていない。自然のままに、ゆったりと静かに時間は流れている。
それが自然というものである。
ここに60億を越えるような人間が存在するばかりに数え切れない
くらい多種多様な問題が生じている。
さて、サブプライムローンに始まった経済危機は収まるどころか
深刻さを増している。今回はヨーロッパ諸国も他のアジア諸国も
蚊帳の外の問題ではなかった。大きな影響を受け金融機関などの
一時的な国有化が続いているようだ。
日本の諸銀行がどれくらいの影響を受けているのか定かではないが、
アメリカバブルの頃、我が内のバブル処理に追われていてアメリカ
バブルの恩恵を受けることが出来なかったことは幸いであった。
しかし、常に追いつ追われつの競争の中で、このような問題の発生
は宿命のようなものである。マネーゲームと呼ばれているが、まさしく
マネーゲームそのものである。早く、このような愚かな経済競争から
脱却すべきではないだろうか。実態のない経済ほど一般の人にとって
迷惑な話はない。せいぜい個々の企業実態に即した証券取引ぐらいが
マネーゲームとしての限度ではないだろうか。
紙で紙を買っているのが今のサブプライムローンの問題だ。所詮、
実態のない経済取引は幻と言うべきか。
しかし、こうした取引に大きく依存しているのがアメリカの年金で
あり、日本の年金もまたしかりである。資産運用という形で多額の
カネが流れ込んでいると聞いている。いずれどこかに流れ込んだカネ
は新しい投資先を狙っているに違いない。
お金はあくまで生活の手段に過ぎない。金や銀や価値あるものの
代わりに考え出され、それは売り買いされる物に結びついていた。
お金はお足と呼ばれた時代もあった。つまり足があって常に世の中を
循環しているからこそ価値があって、どこかに貯め込まれた金は
死蔵金と言われ価値を失ってしまう。
しかし、この死蔵金が増えている。一部の大金持ちの蔵の中や
私達の老後や何かあったときのお金として貯金されている。こうした
お金が滞留することなく流れている状態が健全な状態である。
そのためには今の税制を変え高所得者からは貯めていても損をする
ように所得税などを高くし、私達の老後のカネは貯めなくても良い
ようなシステムを作ることである。
そして、紙で紙を買うような実態のない経済活動は厳しく取り
締まるようにしなければならない。また、労働に見合った賃金が
得られるようなシステムを作り、日本の高度経済成長を推進して
きた国内の購買力を上げることである。
しかし、過去に繰り返してきた公害や大量消費によるゴミ問題は
二度と再び生じては行けない。そのためのリサイクルシステムや
省エネや私達自身の生活のあり方も見直す必要があるだろう。
少なくとも農業生産の効率化アップと半分以上を他国に依存して
いる食糧問題を早期に解決していく必要があるのではないだろうか。
そのためには私達自身の食生活まで大きく踏み込んだ見直しが
必要だと思うのだが。
漁業も獲る漁業から育てる漁業へ大きな舵取りが必要だ。そして
漁業に依存している人達が率先して環境問題に取り組んでいくことが
必要だ。何しろ海は漁民にとって自分の畑や田圃なのだから。
政治を揺るがすアメリカの経済問題は形を変えた黒船だと見えなく
もない。たがの緩みきった政治担当能力を失った幕府(自民党政府)
に対し、開国を迫る黒船(経済基盤を失い政治的権威までも失墜
しつつあるアメリカ)に、いつまで付き従うのかと問われている
ように思われる。
自主独立の道を模索すべき絶好のチャンスではないだろうか。
そして、政治だけでなく莫大なアメリカ国債を背負わされている
この実態を早期に解決すべき時ではないだろうか。
時あたかもアメリカの大統領選挙の年である。チャンスは今しか
ない。北朝鮮は素早くこの状況を見抜き核開発再開を宣言している。
なかなかに抜け目のない国である。
日本も総選挙が近い。今こそ政治体制を変え、新生日本としての
道を模索すべき時ではないだろうか。そのためには私達の貴重な
一票の力を存分に発揮すべき時だろう。
今こそ日本を変える絶好のチャンスだ。