人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

孫の成長

2008-10-20 17:04:04 | Weblog
 午前中から妙に蒸し暑く、真夏のように水蒸気を多く含んだ大気の
ために空はどんよりと曇っていた。そして、午後はにわか雨になった。
この季節としては極めて珍しい降り方の雨だった。やはり温暖化現象
は目に見える形で異常を伝えているような気がしてならない。
 表向きは秋ながら現実は夏の延長のような日々が続いている。

 私には孫がいる。県外に住んでいるので、いつでも会えるという
わけではない。
 先週は久々に孫の顔を見に行った。孫もおじいちゃんが来るのを
心待ちにしていたようで大喜びであった。祖父の私にとって無邪気な
孫の喜びようは何者にも代え難い嬉しさだ。

 娘夫婦の家に着くと早速、孫はブロックを持ち出して何かを作ろう
と私にくっついて離れない。ほっと一息入れることもなく孫と一緒に
遊ぶはめになってしまった。

 毎回そうなのだが家内は娘と積もり積もった話があるらしく孫の
ことなど気にかける様子もなく話し込んでいる。娘も娘であれほど
毎日のように電話をかけてきながら、なおも話があるようで次から
次へと話はとりとめもなく続いている。

 娘婿は近い内に国家試験があるとかで自分の部屋に引きこもっている。
結局、孫がおじいちゃんを慕っていることを良いことに、みんな孫の
守を任せきりで、安心しきってそれぞれのことに専念している。

 それにしても孫の成長は著しい。まだ、満三歳には数ヶ月あるという
のに大人とも十分会話が出来るような成長ぶりである。まだまだ赤ちゃん
だと思うときと「ええ、これが二歳数ヶ月の子どもなの」と驚くような
時がある。

 文字こそ書けないが数字は十まで言えるし、お絵かき帳の絵はそれなり
の形をしているから驚きだ。自分の頭で考えていることが、そのまま
形に描けるようである。

 また、素直に注意を聞かないこともしばしばあるが、これも自我の
芽生えだと思えば理解できないこともない。今は、「うんこ」も
「おしっこ」きちんと言えるようになって、よほどのことがない限り
しくじることはない。お風呂だけは滅多に一緒に入ってはくれないが、
トイレはおじいちゃんと一緒にいけるようになった。

 孫にとってお化けは怖い。だから戸をワザとがたがた鳴らして
「お化けが近くに来ているよ」と言うと、わがままも影を潜める。
子どもにとって怖いものの一つや二つはある方が良い。

 今回は三泊四日の滞在であったが、おじいちゃんとしては久々に
孫の顔を見て一緒に遊んで満足をしたと言うより、すっかり疲れて
しまった。
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