人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

活弁シネマライブ

2008-10-30 11:34:15 | Weblog
 いよいよ11月4日(火)午後7時~活弁シネマライブが開催される。
今年で4回目となる活弁シネマライブだが、年を追う毎に知名度も
高くなり、入場者数も伸びている。昨年は500名弱だったが今年は
何名ぐらいの人が来てくれるだろうか。

 今年の上映映画は「伊豆の踊子」である。聞けば正式名は「伊豆の
踊り子」ではないとのことだが、今はこの方が知名度も高いのでチラシ
等には「伊豆の踊子」として宣伝している。

 大女優であった田中絹代さんの初々しさが眩しいくらい初期の映画だ。
音楽は入っているが俳優の声は録音されていない。従って、活弁士の
語りがなければ映画らしくない。むろん今年の活弁士も佐々木亜希子
さんだ。彼女の語りが冴えた映画となるのではなかろうか。

 広島で見たときには音楽はフィルムにあるもので、語りは佐々木さん
であったが、今回は音楽を野原直子さんにお願いしている。どんな音楽
が付くのか非常に楽しみである。

 音楽と言えば私達夫婦の演ずる「豪傑児雷也」にも音楽は付いている。
むろん野原さんの作曲と演奏によるものである。11月4日の前座公演
のため今朝は音楽付きでやってみた。やはり音楽が入るのと入らない
のとでは、これほどまでも差があるのかと驚いている。臨場感がまるで
違うのだ。音楽が入ると語り手もうきうきしてくるから不思議である。

 私達の前座公演は師匠である佐々木亜希子さんの鶴の一声で決まった。
今年に入って岡山の公民館、引き続いて地元の高齢者施設二カ所、
そして、つい先日は「わたしたちのまるごと新聞展」の中で演ずる
ことが出来た。野原さんに言わせれば今までで一番良かったとのこと。

 やはり練習毎に手を加えてきた効果があったのか。今は本番までに
一日に一度は練習をしている。その度毎に不満を感じるところがあって
夫婦互いにダメ出しをしている。
 そんなわけで脚本を何度書き換えた事であろうか。見た目は新しく
ても何度も修正を加えた脚本である。

 なれぬ内は見えなかった人の動きも練習を重ねる毎に良く見える
ようになり、その都度新たに台詞を付け加えたり修正したり、時には
ナレーションを書き換えたりと変化し続けている。

 なまじ夫婦活弁であるだけに二人の息が合わなければ台無しになって
しまう。そこらあたりも二人が演ずる面白さでもあり、難しいところ
でもある。ともかく本番までにはまだ幾日かあるので練習あるのみで
ある。

 そして、今日は地元山陽放送のラジオカーが取材に来てくれた。さて
聞いてくれた人はどのように感じたであろうか。活弁映画とは言葉では
なかなか理解しがたいものである。ぜひ一度、見て聞いていただければ
その良さが理解して貰えるものと思っている。
コメント
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