人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

冬に逆戻り

2007-03-13 09:51:34 | Weblog
 ここのところ寒い日が続いている。11日(日曜日)岡山県森林公園登山
をした仲間によると、この日は吹雪だったと話していた。啓蟄前のバカ陽気
は何だったのだろう。梅の花が咲き、今、シナミザクラ(シナミザクラは
暖地サクランボとして、この地域にもたくさん植えられている)の花が
咲いている。そして、庭には紅白の沈丁花の匂いがあふれている。

 そんな寒の戻りのような気候の中、水島コンビナートのある会社の定検で
T社の安全担当として入っている。早いもので一週間が過ぎてしまった。
今月は何かと忙しい。ピースボート同窓会があり、気の置けぬ仲間同士の
旅行もある。

 先日は久々に家内と一緒に孫のところへ行ってきたばかりだが、娘が
書いているブログには孫が歩き始めたと書いてあった。私達が行った
時には、いっこうに歩くような気配がないとのことだった。私が一ヶ月
ほど前に行ったときには何となく赤ちゃんくささが抜けきらなかったのに、
たった一ヶ月後のことだったのに孫はずいぶん成長していた。満一歳と
二ヶ月になったばかりだが、この年齢ころの成長は著しい。

 何にでも興味を抱く年齢らしく携帯電話やテレビやステレオなどの
スイッチ類が大好きだ。食欲も旺盛で離乳食から一般食に変わっていた。
おしゃべりもたくさん出来るようになっていた。私達大人の側が理解
できないだけで、本人としては精一杯おしゃべりをしているつもり
なのではないだろうか。

 今日の話題は、亡くなられた昭和天皇の戦時中の侍従が書き残した
メモについてである。先日の朝日新聞に掲載されていた記事について
である。その侍従が書き残したメモには支那事変当時の天皇の心境が
綴られていて興味深い。天皇という最高権力者の地位にありながら、
周辺の好戦的なもの達に、心ならずも同意させられ戦争を認めざるを
得なかった天皇の苦しい胸の内が切々と伝わってくる。

 戦犯と言われる人達を靖国神社に合祀した時のメモ同様、天皇は
平和主義者であったのではないかという思いが強く伝わってくる。
馬鹿な部下達によって翻弄され続けた上司の心境だったように思える。
コメント (1)
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