ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

熊本から鹿児島港へ行き、朝の三島村行きフェリーに乗船。竹島港で上陸しました

2017年05月01日 | 島旅

2017/3/22  いよいよ島旅のスタートです。
僕が初めて島を旅したのは2007年のこと。もちろん、屋久島や小豆島、瀬戸内海のいろいろな小さな島、佐渡島などには訪れたことがあります。つまり、僕にとっての「島旅」とは、小さな島に何日も滞在して、のんびりと過ごす、そんな「島旅」をスタートさせたのが2007年。
それはトカラ列島でした。
第1回トカラの旅 2月26日~3月12日
第2回トカラの旅 4月9日~19日
第3回トカラの旅 5月11日~24日
島の様子が分かりませんでしたし、想像もつきませんでしたから、トカラ列島有人七島を二島、二島、三島に分けて旅したわけです。ひとつの島に三日から数日滞在しました。原則その島最後の日には民宿に一泊しますが、他はすべてテント泊です。

トカラ列島の島旅は本当に素晴らしいものでした。島の方々の人情にたくさんたくさん触れることが出来ました。他にも温泉が素晴らしく、地元の食べ物も素晴らしく、珍しい生き物にもたくさん出会いました。悲しい戦争の歴史も初めて知らされました。

10年ものブランクになりましたけれど、島旅を再び実践したい欲求がむくむくと湧き上がって来たのです。それで選んだ島が鹿児島県三島村の竹島、硫黄島、黒島だったのです。


▲熊本の最寄駅から始発電車に乗りました。僕のザックは右のふたつ。大きい方ですが、テントや二人分のシュラフ等が嵩むのでさほど重くはありません。小さいザックの方は意外と重たいのですよ。6:22ころ。


▲新八代から新幹線に乗りました。6:52ころ。


▲鹿児島中央駅(僕にとっては西鹿児島駅ですね)からはタクシーで鹿児島港へ向かいました。三島へ向かうフェリーはトカラ列島へのフェリーの隣りですから、僕にとっては馴染みの場所。ドルフィンポートと呼ばれる食堂等が集合した建物がすぐ近くにあります。そこで朝食を食べようと思っていたのですが、まだ早すぎたのでしょう、どの店も開いていませんでした。近所をブラブラ歩き回って探したのですが、やっぱりどこも閉まっています。結局、コンビニで購入することに。
今日は霞んでいますね。向うに桜島が見えているのですが、存在感が薄いですね。8:42ころ。


▲「みしま旅客待合所」に荷物を置いていたのですが、そろそろ乗船できるかもしれませんから戻りました。8:44ころ。


▲ここで船のチケットを購入します。一人3600円。8:45ころ。


▲すでに乗船が始まっていましたからすぐに船に向かいました。ところが、僕に待ったが! ザックが大き過ぎるというのです。乗船客が多くて大きなザックを船室には置くスペースがないそうなのです。フェリーに荷物を載せる手続きをしなければなりません。今回僕たちが降りる島名(竹島)と僕の名前をガムテープにマジックで書いて貼るだけ。435円でした。
それからフェリーに乗りました。S子も前を歩いていますね。ところで、中央の車ですが、お弁当を販売していました。ここで買えばよかったですね。桜島も薄ぼんやりと見えています。8:55ころ。


▲乗船客は左から乗ります。右からは誰が乗るのでしょう? お弁当を売っている車は行ってしまいました。今いる車ではパンを売っています。9:12ころ。


出航は9:30です。定刻スタートです。9:33ころ。


▲鹿児島港です。市街地の背後には西郷隆盛終焉の地、城山が見えています。9:37ころ。


▲昔、毎日桜島を眺めて暮らしていました。毎日毎日眺めても見飽きることはありませんでした。日によって桜島は違う色になります。灰色、・・・・。今日の色は何でしょうね? 何と表現すればいいんでしょうね? 無色、かな? 少し遠ざかると、空や海に溶け込んで消えてしまう桜島でした。9:37ころ。


▲船室の中央にはこんなスペースもあります。ちょうどWBCをしていましたが、途中で電波が届かなくなってしまいました。10:01ころ。


▲確かに、二等船室も人で溢れていましたから、僕たちはこのスペースで過ごしました。10:01ころ。


▲トイレも清潔で立派です。10:02ころ。


▲二等船室です。満員でした。10:02ころ。


▲最上階のデッキです。風さえ気にしなければ、心地よい場所ですね。10:34ころ。


▲今日は晴れてはいるのですが、薄雲が空を覆っています。大気も霞みまくっています。ずうっと開聞岳を探していたのですが、こんなに接近してやっとその姿を認めることが出来ました。高速艇も同時に収めようと思ったのですが、はみ出してしまいました。11:03ころ。


竹島です! 12:17ころ。


▲竹島港に入りました。島の周囲はずっとこんな崖で囲まれているようです。12:26ころ。


▲港の施設や待つ人々の姿がのぞめます。12:27ころ。


▲二階の売店前から島へ降ります。12:30ころ。


▲広々とした港の広場です。港で待っていた人はもちろんですが、降りた人たちも島の人が多いみたいです。あちこちで挨拶や世間話が花開いています。12:33ころ。


▲船から荷物が降ろされると、荷物の受取人の名前が呼ばれたり、探したり、賑やかです。島の人たちは自分たちの生活に必要な品物をフェリーを通じて手に入れているようです。竹島には店はないようですから。12:38ころ。


▲預けていた僕のザックです。12:42ころ。

これからオンボ崎のキャンプ場まで大きなザックを背負って、小さいけれど重いザックも前に抱えて、1時間以上の距離を歩かなければなりません。ただその前に、島の役場の人に挨拶をしておく必要があります。トカラの旅の際は、大概の島にはキャンプ場がありませんでしたから、役場の人を探し出して、テントを張っていい場所を教えてもらわなければならなかったのです。竹島にはキャンプ場があると分かっていましたし、しかも無料だということも分かっていましたが、役場の人に話しておくことは大切なことだと、トカラ列島の旅で得た大切な教訓だったのです。

島の人に聞くと、役場の人はすぐに分かりました。そして挨拶。そしてキャンプ場にテントを張りますと、話します。
ところが、え~~っ! 役場の人から驚きの情報! オンボ崎のキャンプ場はもうない! と。
「代わりに体育館のある運動場にテントを張っていいよ」と。水もあるし、トイレもあるとのこと。


島旅は驚きがいっぱい! 下船直後に驚かされて、港を離れることになりました。これだから、島旅は楽しいのです。12:45ころ。

でも、ほっとしている自分もいます。オンボ崎まで歩かなくてもよくなりました。オンボ崎は集落から遠く外れた島のいちばん外れですが、体育館は集落のすぐそばですから。

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