ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

青春18きっぷで初めての山陰旅 4/4―――出雲大社を訪れる

2015年01月26日 | 帰省の途中旅

2014/12/26  いよいよ今回の帰省途中旅の第一目的の出雲大社です。僕自身は二十代の頃だったと思いますが、訪れたことがあります。巨大な木造建築に畏怖するような思いを抱いたことを記憶しています。
S子は来たことがありませんし、僕ももう一度見てみたいので、来ることにしたのです。


▲一畑電車が出雲大社前駅に近づくと、車窓から虹が見えました。14:35ころ。


▲出雲大社前駅のホームからの撮影だったと思います。ますます明瞭に、ますます大きく見えるようになりました。14:37ころ。


▲駅舎を出て右、北へと神門通りを歩きます。さすがに一直線に出雲大社へとつながる道路です。雰囲気があります。14:43ころ。


▲出雲大社の参道入口です。二の鳥居(勢溜の大鳥居)に虹がかかっていました。14:50ころ。


▲参道がずうっと先まで下っています。このような下る参道はめったにないのだそうです。14:53ころ。


▲途中、素鵞(そが)川に架かる祓橋を渡ると、写真の松の参道になります。昔は殿様や貴族のみに許されていたというど真ん中の参道を僕もS子も歩きます。14:56ころ。


▲平成12年に発掘された神殿を支える巨大な柱跡から、巨木3本を束ねた高さ48mもの柱だったことが推測されています。「平成の大遷宮」の記念事業として、そんな巨大な柱を人力で立ててみたのがこれ。高さ自体は17mだそうですが、1本の木の直径は80cm、重さは4tあるのだそうです。14:58ころ。


▲左の大波の上には幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)が黄金に光り、右向うには若かりし頃の大国主大神がいます。神話の一場面を表したのだそうです。15:01ころ。


▲拝殿です。現在の建物は昭和34年(1959年)に総ヒノキ造りで再建されたもの。15:03ころ。


▲本殿は二重に取り囲まれているような形状です。その外側の門がこの八足門。これより中へは入れませんでした。15:05ころ。


▲御本殿の周りを歩いてみました。平成の大遷宮が無事に終了し、新しくなっているのでしょうが、遠目にはよく分かりません。でも、古色蒼然のままの方がいいわけですから・・・・ 15:11ころ。


▲御本殿の真後ろです。写真から受ける印象よりもずっと巨大です。15:16ころ。
▲御本殿の西側です。後方に山を抱いて立っているのですね。山の名は鶴山、亀山、八雲山なのだそうです。15:22ころ。


▲神社につきもののこんな風景もあります。日本一の縁結びの神様ですからね。15:22ころ。


▲南西側から出雲大社を眺めると、こんな感じ。15:22ころ。


▲出雲大社の西に建つ、神楽殿です。昭和56年(1981年)に造営され、祭典、祈願、結婚式などが行われます。写真右に見える白く太いポールは国旗掲揚台です。高さは47mあり、ここに掲げられる日章旗は畳75枚分、重さは50kg、日本最大だそうです。15:23ころ。


▲二の鳥居まで戻って来ました。写真中央、神門通りの先に一の鳥居が見えていますね。15:30ころ。

出雲大社参詣中に僕とS子はほんの些細なことで小さな小さな諍いを起こしました。その緊張感は10分とは続かなかったのですが、縁結びの神様のちょっとした悪戯だったのかもしれません。

出雲市に予約していたホテルのチェックイン予定時間には入れそうにありませんから、遅れる旨を電話。
再び一畑電車に乗り、電鉄出雲市駅へ向かいました。ホテルにチェックインし、しばらくのんびりしてから、街へ夕食に出ます。

地元の食材を使った料理を食べ、地元のお酒が飲める居酒屋さんを探します。高すぎず、ちょっとは高級感があって、お客さんはたくさん入っているけれどうるさ過ぎない、そんな都合のいいお店を探すのです。
まあ、そんな店が運よく見つかるわけもありませんから、実際は早めに適当なお店で手を打つわけですけれどね。

それで入った居酒屋さんが地酒と地元食材を看板でうたっているお店。でも、ちょっと変わっていて沖縄風の傾向もあるようです。


▲「ぼべ」という貝の料理だというので、注文しました。僕もS子も食べたことのない料理や食材を食べるのが大好きで、とりあえずすぐに注文します。
出てきたのは小皿にたくさんのっかった小さな貝。貝殻が2~3cmしかありません。中の身はさらに小さい! ヨメガカサ(嫁が笠)という名の貝らしく、島根県地方ではボベサラ(皿)とかベベガイと呼んだりするようですね。19:26ころ。


▲松江の夜に続いて今晩も「ノドグロ」。今夜は煮物です。確かにおいしい魚ですね。19:27ころ。


▲「あご」とはトビウオのことだというくらいなら知っていましたから、「あご野焼」とメニューにあるのを見て、トビウオの焼き魚だろうと当然思います。野焼き風に大胆に焼き上げたものだろうか? くらいに想像していました。
で、出てきたのがこの写真の代物・・・・??
ひょっとしたら注文していなかった料理を間違って運んだのかもしれないとまで考えて、お店の人に尋ねてみました。「これがあご野焼なんですか?」と。答えは「そうですよ。トビウオで作った蒲鉾です」。「へぇ~っ!」てなもんです。
島根県など山陰の郷土料理なのだそうです。美味しい! 僕はトビウオが大好きですから、これも美味しく感じます。
写真はいつものことですが、料理がなくなる直前に気づいて撮ったので、残り少なくなってしまっています。20:02ころ。


▲小エビと十六島海苔のサラダ(確か、こんな感じの料理名でした)です。これまた、どんなサラダだろうと期待していたのですが、出てきたのを見てがっかり・・・・。野菜の上に海苔が乗っていて、その上にちょこんと干し小エビが乗っかっているだけ。
でも、まずまず美味しかったのです。
東京へ戻ってからネットで調べると、十六島海苔を「うっぷるいのり」と読むのですね! 
島根県出雲市の平田町の日本海側で採れる極上の岩ノリなのだそうです。冬にしか採取しないので、希少なものなのだそうです。素晴らしい逸品の料理だったのですね! 知らなかった・・・・
ちなみに、「うっぷるい」とは変な地名ですよね。アイヌ語説や朝鮮語説があるのだとか。かつては於豆振(おつふるひ)と言われていたそうです。20:02ころ。

他に何を食べたのか、どんな地酒を飲んだのかは忘れてしまいました。島豆腐のチャンプルーを食べたようにも思いますね。他にもいろいろ。
いい居酒屋さんでした。

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