ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

ヨコスズ尾根も三ツドッケもシロヤシオとミツバツツジの大饗宴! 1/2

2016年06月20日 | ハイキング/奥多摩

2016/5/20  僕は自称・沢屋ですし、S子もどちらかと言えば沢屋ですから、夏の尾根歩きはあまり気分がすぐれません。水の流れる涼しい沢の中に身を潜ませたいのです。ただ、S子は沢登りをする体力が衰えてきていますから、夏でも尾根歩き中心になってしまいます。
夏の暑さを避けるには、標高の高い山に登ればいいのですが、奥多摩でそれをしようとすると、所要時間や必要な体力も大きくなってしまいます。
前の週は御前山1405mでしたから、今回は1500m級の山を目指そうと考えました。それが三ツドッケ1576mです。この山を選んだ理由がもうひとつあります。それは鷹ノ巣谷遡行後に稲村岩尾根で見たミツバツツジ満開の様子。それをS子にも見せてあげたかったからです。そして実は、内心まったく期待はしていなかったのですが、昔ヨコスズ尾根上部でシロヤシオの花を見たことがあります。2、3本の木があったように記憶しています。今回、シロヤシオの花ひとつでも見ることが出来たらいいな、と一応考えてはいたのですが・・・・


▲東日原バス停の裏を登って行きます。8:40ころ。


▲オトシブミが道端に落ちていました。8:45ころ。


▲車道から離れ、登山道になります。8:46ころ。


▲東日原の家並み。8:50ころ。


▲左奥から山ノ神尾根、タル沢尾根、カラ沢尾根。カラ沢尾根のこの写真に見えている崩壊地の左に岩場があるのですが、その岩を「待っとけ岩」と言うのだそうです。何故そう呼ぶのかと言うと、石尾根の城山あたりから間違えてカラ沢尾根を降りて来る登山者が多いのですが、その岩場で進退窮まってしまいます。日原の派出所から見えますから、警察官がその登山者に拡声器で「そこで待っとけよ~」と伝えるわけですね。9:01ころ。


▲セリバヒエンソウ。9:16ころ。


▲山腹高くに民家もありましたから、この辺りの家は沢水だけを引いてるんだろうなと思っていたら、ちゃんと町の水道がありました。町の全戸に引いているのですね。9:22ころ。


▲細長い巻貝の殻がありました。山の中ですから、タニシとかではありませんし、人が持って来て捨てたとも考えにくいですし・・・・ 帰ってからネットで調べると、カタツムリなどの仲間でキセルガイと言うらしいですね。このあたりは石灰岩が多いですから、貝にとっては棲みやすいのでしょうね。9:29ころ。


▲登山道に花が落ちていました。桐の花のようですが、桐の木らしきものは見当たりませんでした。9:41ころ。


▲柵の中は奥多摩工業の鉱山です。石灰岩の鉱山なのでしょう。9:46ころ。


▲葉全体の中心部分が濃い色になっているシダです。名前は分かりません。9:54ころ。


▲植林が減り、自然林が増えて来ました。10:13ころ。


▲グルリン。どうすればこうなるのでしょうね? 10:23ころ。


▲しばらくは右側が急に落ち込んでいる登山道が続きます。ここを100m近く落ちて死亡したケースもあるようですから、要注意! 11:04ころ。


▲ふさふさの柔らかそうな草がたくさん生えていました。S子のお気に入りです。11:09ころ。


▲ミツバツツジと今日初めての出会いです。11:16ころ。


▲まだ標高が低いですから、葉もだいぶん大きくなっていますね。11:17ころ。


▲マムシグサ。11:28ころ。


▲ミツバツチグリ。11:38ころ。


▲ヤブキリの幼虫でしょうか? 11:39ころ。


▲足もとに白い花がたくさん落ちていました。そうです。ほとんど期待はしていなかった、シロヤシオ! 11:47ころ。


▲目を上にあげると、シロヤシオの花が! ただ、今日は曇っていますから空の白と重なってあまり区別が付きません。11:47ころ。


▲シロヤシオを喜ぶS子。11:47ころ。


▲本当に清楚な花ですね。11:48ころ。


▲低い位置にあったのでパチリ。11:49ころ。


▲登山道にはずうっとシロヤシオの白い点々が続いています。11:53ころ。


▲数は少ないですが、ヤマツツジも咲いていました。12:01ころ。


▲ミツバツツジも花盛りです。12:01ころ。


▲キツツキが開けた穴なのでしょうか? 12:04ころ。


▲ミツバツツジに囲まれながら歩きます。12:08ころ。


▲一杯水避難小屋に到着しました。12:11ころ。


▲この避難小屋にも何度もお世話になりました。12:31ころ。

ここまででも十分に満足できるミツバツツジとシロヤシオの美しさでした。まさかシロヤシオに出会えるとは思っていませんでしたから、それだけで大満足。

S子に「三ツドッケまで行く?」と聞くと、大丈夫のようなので、休憩後、三ツドッケへ登ることにしました。もし疲れているようなら、ここから下山するつもりだったのです。

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