ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

日和田での岩トレに参加させてもらいました

2021年12月15日 | 岩登りトレーニング

先週の土曜日、12月11日は僕の所属する山岳会YYDのY山さんが日和田での岩トレを計画していましたから、それに参加しました。前の週の天地山山行が予想以上に肉体へのダメージが大きくて、まだ他のメンバーに迷惑をかけずに山歩き出来るような状態ではなかったからです。

 

参加者は僕の他にはY山さんとA宮さんだけでしたから、最初はちょっと迷いました。初心者のA宮さんを1対1でトレーニングするつもりだと分かるからです。でも、僕は自分が登りたい気持ちはありませんでしたから、邪魔しない程度にお手伝いできればいいやと、そう思って参加することにしたんです。

 

米山さんは千葉市に住んでいるのに、高麗駅集合は何と8時! 早い! よっぽど「僕は1時間遅れで現地集合でいいですか?」と聞こうとしましたが、実は僕はY山さんとは初対面ですから、さすがに最初からそれでは失礼だと思いました。

 

▲9:18。岩場に到着すると、誰も居ません。僕たちと、同じ電車に乗っていた他の数人パーティーだけです。僕は朝食を食べていませんでしたから、途中のコンビニで買いました。それをのんびりと食べてから、スタートです。その時撮った男岩南面の写真がこれ。無人です。

 

▲9:22。男岩南面右端の3級の緩傾斜の岩場で二人のトレーニングは始まっていました。踏み跡を登って二人のところへ行きます。Y山さん(左)のレクチャーが始まっていました。どうやらY山さんがリードして、A宮さんがフォロウしたようですね。

 

▲9:42。Y山さんが先に懸垂下降で降りて行きました。続いて、A宮さんが降ります。下ではY山さんがザイルを手に持って、万が一の場合に備えます。

 

▲9:56。次にトップロープで同じルートを登ったA宮さんが同じザイルに体重を預けて降りる練習をしました。

 

▲10:10。上に見える青いザイルでトップロープ状態で登っているA宮さん。橙色のザイルはリードの真似ごとです。橙色のザイルは誰も確保していません。

 

▲10:22。橙色のザイルでフォロウするY山さんを確保するA宮さん。A宮さんの頭の中は写真のザイルやシュリンゲのようにゴチャゴチャしてるでしょうけれど、何度も経験するとそのうち整理されてきます。

 

▲10:45。橙色のザイルは30mと短いので青いザイルで懸垂下降。

 

▲11:03。A宮さん、もう一度同じことをしました。ただし、今回は橙色のザイルを僕が確保しています。その分、トップロープの青いザイルはあまり張っていません。

 

▲11:31。次はトップロープになっていた青いザイルはなしで、本物のリードをしました。A宮さんの初リード! 見事に出来ました。上での確保もしっかりと出来ました。

 

▲12:05。この岩場での最後のトレーニングは上部で左に抜ける4級-の別ルートをY山さんがリードしました。彼にとってはオンサイトです。さっきまでは、写真でY山さんがいる場所からそのまま上に登りましたが、今度は直角に曲がって左を登ります。

 

▲12:13。そのルートをA宮さんがフォロウ。僕もフォロウしました。

 

▲12:37。続いて、岩場の上の森の斜面で、Y山さんの講習です。沢登りで滝の登攀後、滝の上に確保支点がなかった場合の確保法をA宮さんにレクチャーしています。遠くの木でもいいので、メインザイル等を使って確保支点を作るその方法を伝授していました。二人は滝の落ち口付近に立っているという設定です。

 

▲13:44。昼食後はどこかにトップロープを張って練習することになりました。男岩南面右側の3段フェースルートが空いていましたから、そこにY山さんがザイルをセットしました。このルートは4級+と言われていますが、僕は右手でカンテを使わずに登ることにしていますから、5級-と言っても可笑しくないと思います。写真はY山さんが1段目のフェースを登っているところ。ここが核心部なんですが、なかなか登れません。

 

▲14:20。A宮さんもチャレンジします。先ほどY山さんが掴めなかった右手のホールドを掴めています。なかなかバランスがいいですね。でも、これ以上は進めませんでした。

 

▲15:21。Y山さんの真横まで行って、写真を撮りました。左手で頭の上のまあまあのホールドを掴み、左足を30cmほど上に移動させて、右足は左足と同じくらいの高さに上げます。そうしてから右手を大きく右上に上げてまずまずのホールドを掴むんです。

 

Y山さんもA宮さんも何度もチャレンジしました。右手、左手のホールドが掴めて、右足を上げるところまでクリアできました。その右足で立ち込めれば、1段目のフェースはクリアできます。次回は大丈夫だと思います。

 

僕はと言えば、トップロープですし、2回ほど登らせてもらいました。この日の肘の状態ではリードするのは少し難しいかもしれませんね。登り方の見本を見せてあげることが出来て、ホッとしています。

 

▲15:56。この日はこれで終了です。充実した練習が出来ました。早く4級+のルートをリード出来るようになって欲しいと思います。

 

▲15:57。振り返ると、男岩南面。この日もそれなりに練習している人は多かったですが、みんな早く切り上げたようです。男岩には、もう誰もいません。

 

▲16:07。車道に出る手前です。

 

▲16:22。A宮さんは動物好きなんですね。犬にも猫にもすぐ寄っていきます。

 

この後、Y山さんが電車の時刻を調べると、あと4分で来ることが判明。乗るか乗らないかで一瞬迷いましたが、「乗ろう!」ということで、駅のホームまで走りました! これまで掻いていなかった汗を一気に掻いてしまいました。汗だくです!

 

いつも入るうどん屋さんの入り口で開くまで30分待つか、それとも飯能まで行って、そこで店に入るかの選択でした。結局、飯能まで行くことにし、飯能で時々入ったことのある居酒屋さんに入りました。そこで判明したのは二人ともお酒が飲めないということ。僕だけが地元のお酒「天覧山」を飲むことになりました。申し訳ない・・・・


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