ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

懸垂岩で基本の岩トレをしてから、新茅ノ沢を遡行。予報は雨でしたが降りませんでした

2016年10月20日 | 沢登り/金目川水無川水系

2016/9/11  今年は雨が実に多い。この日も前日までの予報では山行を中止にしてもよさそうなはっきりしない天気のようです。普通に考えれば、曇りで時々雨が降るのはほぼ確実。

そこを勇気(?)を持って実行を決断したS原さんは大したものです。
蛮勇かとも思われましたが、午前中の懸垂岩での岩トレ中はまったく雨は降りませんでした。
この後の沢登りでは少しくらいなら雨が降っても気にはなりませんよね。


▲この懸垂岩でのトレーイング中、カメラを持たずに途中のテラスへ行ってしまいましたから、写真は撮れませんでした。基本的なクライミングとクライムダウンと懸垂下降のトレーニングです。岩トレ終了後、パチリ! 12:07ころ。


▲対岸の新茅ノ沢を遡行します。すぐに林道の下をくぐりました。12:10ころ。


▲F1です。12:14ころ。


▲ザイルを出して左壁を登ります。12:20ころ。


▲F2。出だしが少々バランスが必要です。12:41ころ。


▲新茅ノ沢の大棚12m。F5です。右壁から流れの方向へザイルを出して直登すると、4級+くらいあると思います。最上部がシャワークライミングになり、眼鏡をかけている僕などにとっては水飛沫を受けて見えなくなってしまいます。結局外して登るのですが、そうすると今度は足元のスタンスがよく見えなくなるのです。13:01ころ。


▲大棚は高巻きました。大きく高巻き過ぎたようです。13:16ころ。


▲雨は降っていませんが、霧が白く覆っています。13:32ころ。


▲今日の参加人数は僕を入れて7名でした。13:38ころ。


▲小滝が続きます。ところどころ岩のもろい箇所もありました。14:16ころ。


▲たまには僕も前に出ます。当たり前ですが、後方も霧で真っ白! 14:31ころ。


▲最後の難関出現! もう沢は水が涸れてしまっています。ボルダリングのような岩が出て来ました。先頭を歩いていた僕が最初に登りましたが、なかなか大変! 残置のシュリンゲが頼りでした。14:39ころ。


▲下部が大変なのですが、上部も気が抜けません。ですから、上部にもシュリンゲをセットしました。14:51ころ。


▲源頭、と言うよりも、すでに詰めですね。15:01ころ。


▲沢から離れる踏み跡がありました。15:11ころ。


▲烏尾山1136m山頂です。15:22ころ。


▲稜線が一瞬見えました。青空も一瞬のぞきました。15:48ころ。

やはり丹沢! 山頂で装備解除しながら足元中心に見ていると、僕にもヒルが2、3匹。皮膚にまでは到達していませんでしたが、気持ちの良いものではありませんね。

 
▲下山開始です。16:01ころ。


▲林道に到着しました。16:44ころ。

今日は天気予報が外れて、雨がまったく降りませんでした。確かに微妙な天気ですから、少しは雨が降る予報にしておきたくなる気持ちは当然でしょう。でも、外れて良かった!

大倉からバスで渋沢へ。S原さんが本に載っていた「下山後のお薦めのお店」が『いろは』だったのには驚きましたね。丹沢には最近あまり来ませんから『いろは』にはキープしたボトルはありませんが、このお店は僕のお師匠さんからの馴染みのお店。大切なお店です。女将さんも必ずお師匠さんのことやその相棒の女性のことを聞いてくれます。

そして、女将さんにはヒルが体やザックに付いていないかと、しかと確認されました。最近の団体さんでいっぱい付けて入って来たパーティーがいたのだそうです。